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「スパゲティをゆでる時は塩なしでOK」という説が発表され大議論勃発! 反論「塩を入れないと麺から水分が出る」

2013年5月13日

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現在ネット上で、あるひとつのテーマについて大議論が勃発している。話題沸騰中のそのテーマとは、「スパゲティをゆでる際に塩を入れるか入れないか」というものである。

えっ? 普通は塩を入れるんじゃないの? きっと多くの人がこう思ったことだろう。しかしこのたび、情報サイト『プレジデントオンライン』から「ゆでる時に塩を入れなくてもOK!」という説が発表され、多くの人に衝撃を与えているのだ。

・塩を入れてもコシは強くならない
「スパゲティをゆでるときは塩なしでOKです」という見出しの話題の記事では、東京家政大学大学院・家政学研究科の教授が話した以下のような言葉が紹介されている。

「塩を入れるのはコシを強くするためといわれています。一般的なゆで方は、麺の重量の10倍程度の水を沸騰させ、そのお湯の約0.5~1%の塩を加えてゆでるというものです。しかし、塩を入れてゆでたスパゲティと塩を入れずにゆでたスパゲティとでどのような違いがあるかを調理学の専門家で官能テストをしたことがありますが、塩を加えても加えなくても麺の食感には変化は認められませんでした。つまり、この程度の塩の量では、口触りに変化は見られない、ということです。私自身、大学の授業でも自宅でも塩は1グラムも入れていませんよ。」(プレジデントオンラインより引用)

ゆでた麺の弾力性を機械で測ってみても、塩なしと塩ありの麺の弾力性は同じだったという。またよく挙げられるスパゲティに塩をいれる理由については、以下のように教授は否定している。

・なぜ、スパゲティをゆでる際に塩を入れなくてもOKなのか
【スパゲティに塩をいれる理由・あるあるNo.1】
「塩を入れるのは、麺のタンパク質成分が溶け出さないようにするため」

教授「濃い食塩水では、確かにタンパク質は溶け出しにくいが、湯1パーセントぐらいの塩の量ではそんなの関係ない」

【スパゲティに塩をいれる理由・あるあるNo.2】
「塩を入れるのは、湯の沸点を上げ、麺の食感をよくするため」

教授「湯1パーセントぐらいの塩の量では、沸点はほとんど変わらない」

なるほど。ここまで否定されては、スパゲティをゆでる時には本当に塩を入れなくてもいいのではないかという気持ちになってくる。

・Twitterユーザーが反論
しかしここで、この衝撃の新説に異議を唱えるTwitterユーザーが現れた。多くのネットユーザーの注目を集めるそのTwitterユーザーの反論は、以下のとおりである。

「ネットのニュースでパスタに塩を入れても歯ごたえとか変わらんから無駄とか言われてるけどははん!(鼻笑)あれはパスタに塩分を足して置かないとソースが持つ塩分濃度との浸透圧の関係でパスタから水分がどんどん抜けて皿の中がびちゃびちゃ&味が薄くなっちゃうのを防ぐために入れるものなんだよぉ!」(Twitterより引用)

なるほど、なるほど。浸透圧を考慮して、塩を入れるという考え方もあるのか。さて、みなさんは、スパゲティをゆでる時に塩を入れる派? 塩を入れない派?

ちなみに東京家政大学大学院の教授は、スパゲティの味にインパクトを出すため塩を入れることがあることを認めた上で、やはり健康のためには減塩につとめたほうがいいと話している。

参照元:プレジデントオンライン, Twitter/@juice_nomio
執筆:田代大一朗
Photo: RocketNews24.

▼果たして本当に、塩を入れなくても大丈夫なのだろうか?

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