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古い倉庫をそのまま使ったバリ島のスタバが素敵すぎる! 村の景観を損なわないように徹底配慮

2013年4月20日

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世界中に店舗を展開するコーヒーチェーン「スターバックス」。記者(私)は居心地の良さとおいしいコーヒーを求め、行く先々の国でスターバックスを利用しています。

これまで訪ねた国のなかで、特におすすめのお店が、インドネシア・バリ島ウブド村にあるスターバックスです。お店の雰囲気は格別、居心地の良さは世界最高峰といっても過言ではないでしょう。

・村の景観が第一
バリと言えばリゾートビーチを想像されると思いますが、ウブド村は山の中にあります。近年はヨガやオーガニックレストランが多数進出し、欧米人の間でも人気の観光スポットになっています。またジュリア・ロバーツの主演映画『食べて、祈って、恋をして』のロケ地として有名です。

欧米人に人気の観光スポットでありながら、「マクドナルド」や「バーガーキング」などのファーストフードはありません。なぜなら村の景観を崩すからです。派手な店構えは、村にふさわしくないとの判断でしょう。

・開店前は反対意見もあった
スターバックスがオープンしたのは数年前です。建設前はファストフード店同様に、「ウブドにスタバはいらない」や「景観が崩れる」などの反対意見も多々出たようです。しかしさすがは世界のスターバックス。住民の意見に十分に耳を傾け、店作りに徹底して配慮したようです。

・道具倉庫をそのまま利用
村の景観が崩れないよう、お寺の道具倉庫として使われていた建物をそのまま使用したのです。外から見ると同チェーンのイメージカラー、緑はどこにも見られません。したがって、パッと見たところスタバとは思えないのです。また看板も木彫りで出来ており、入り口のデコレーションも控えめ。全体的に柔らかな印象を受けます。

・オープン席でバリ舞踊が見られる
店内も、バリならではの工夫が施されています。外にオープン席があり、目の前にはウォーターパレスの蓮池が広がっています。このオープン席から舞台を眺める事ができ、夜はバリ舞踊も見られます。コーヒーを飲みながら、本場のバリ舞踊が見られるのは本当にぜい沢です。

疲れた心を癒すスターバックス。海外に行ったら、ぜひその国のスタバを覗いてみてください。日本にはないユニークなメニューや設備に出会えるかも。特にバリのお店はおすすめです。

Report:Photographer Koach
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

▼ ウブド村のスターバックス

▼ 木彫りの看板

▼ 控えめな入り口

▼ テラス席から見える景色

▼ テラス席から蓮池を見ながらくつろぐ

▼ お店からすぐのところにあるウブドの散歩コース

[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]

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