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【コラム】なぜエッチな動画を見終えた時「もういい」という心境になってしまうのか

2013年3月29日

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基本的に、男はエッチな動画を見る。動画と書いたが、DVDでもビデオでも、写真だったり静止画だったりすることもあるだろう。見たいから見る。本能の赴くままに、ハァハァと興奮しながら見るのである。

しかし、ナニが起きたのかは定かではないが、映像を見終えた時、「もう、いいから……」といった心境になることがある。というか、いつもだ。いち早く片付けたい気持ちになるのである。あれは一体なんなのか。

・とてつもなくバカに見える
エッチな動画を見たいと思ったのは自分だし、興奮しながら見たことは事実である。だが、もう見たくはない。とっとと消えていただきたい。なのに画面に映る男と女は、本能むき出しでアヘアヘしており、とてつもなくバカに見えるのだ。

・もうよい
そんな光景を見ると、「もう、いいから……」とった気持ちになる。さっきまで、自分も画面の中の男女と興奮具合はシンクロしていたかもしれない。だが、今はもう違うのだ。俺はもうバカじゃないのだ。「もうよい」なのだ。

・またつまらぬものを斬ってしまった
スマホなりPCなりテレビなりの画面をプツリと消す。そして『ルパン三世』の石川五エ門のごとく、斬鉄剣(日本刀)を鞘(さや)に収めながら「またつまらぬものを斬ってしまった」と心の中でそっとつぶやく。

・またつまらぬもので抜いてしまった
侍は、決闘時に「さあ、抜け!」と言う。刀を抜くという意味である。となると、「またつまらぬものを斬ってしまった」は、「またつまらぬもので抜いてしまった」と同意語といっても過言ではない。

・サムライモード
戦い終わって平常心になるこの心境は、俗に「賢者モード」や「賢者タイム」とも呼ばれている。だが、私はあえて『サムライモード』と呼んでみたい。刀を抜いて戦って、勝負がついたら切ない表情で「もうよい」だ。まさに侍そのものじゃないか。

執筆:GO
GOさんのシリーズコラム『あれは一体なんなのか。

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