知っているようであまり知らない日本の隣国、韓国。観光目的で頻繁に同国に行くという男性木下さん(仮名)に、日本人にあまり知られていない韓国の事情について寄稿頂きました。その名も「韓国旅日記」。今回は韓国のカラオケ事情について。以下、木下さんによるレポートです。
皆さんは、「カラオケ」と聞いてどんなことをイメージされるでしょうか? 仲間とワイワイ騒ぐとか、個室で好きな曲を思う存分歌うなど、日本人であれば「カラオケボックス」を想像される人が多いと思います。とにかく飲み会で騒ぐといった印象でしょうか。
韓国では、日本で思い描くイメージと少々異なります。というのも、お店の外観からして性風俗店のような感じ。すべてのお店ではありませんが、実は性サービスを提供しているお店もあるのです。しかし、あからさまに性サービスを行うわけではありません。韓国のカラオケスナックにおける、システムについて簡単にお伝えしましょう。
カラオケスナックは単純に「カラオケ」と呼ばれていますが、店舗内はボックス席になっています。スナックやキャバクラのような内装と思って頂いて差支えありません。そして席に着くと、女性が隣につきます。ここまでであれば、日本のスナックやキャバクラと変わりないでしょう。
ここからが本題(?)です。その女性をホテルの部屋に連れ帰ることができます。またお店によっては別室があり、そこへ女性を連れていく場合もあります。したがって、表向きはカラオケスナックですが、実際は性風俗店であることが多いです。ちなみに提供されるサービスはいろいろ、お店によって異なります。
しかし、すべてのお店が性風俗店ではありません。また、カラオケがあるからと言って、カラオケボックスで性サービスを提供する訳ではないのでご注意を。では普通のカラオケのあるお店と、性風俗店を見分けるのは、どうしたら良いのか? これは簡単です。お店の入り口の雰囲気がエロかったら、性風俗店です。つまり見たまんまということになりますが……。
なお、韓国で男性同士で「カラオケ行こう!」というと、性風俗店に行こうというニュアンスが含まれてしまうので、十分にご注意ください。
(文、写真提供=木下さん)
▼ 性サービスを提供するカラオケスナック。日本のカラオケスナックとは随分異なり、入り口の雰囲気がエロエロです