先日、大手アパレル通販サイトZOZOTOWNの前澤友作社長のTwitterでの発言が物議をかもした。前澤社長は、Twitterで同社サイトの送料の高いと言った消費者に対し、「お前みたいな感謝のない奴は二度と注文しなくていいわ」と、公然と批判。この発言に対し多くのネットユーザーが不快感を示し、炎上状態となったのである。
前澤社長はすぐに謝罪しており、この問題は終結したかと思われていたが、ここにきて新たな展開があったようだ。なんと明日2012年11月1日より炎上のきっかけとなった送料を廃止。無期限で全品送料無料になるというのである。
WWD Japanによると、発表があったのは10月31日に行われた2013年3月期第2四半期の決算説明会内でのことである。前澤社長は、まず炎上した発言について謝罪。そして今後の展開いついて語ったそうだ。
それによると
・従来の送料399円(1万円以上で無料)→ 送料一律無料
・ポイント還元率1パーセント → 10パーセントにアップ
とのことである。
なお、送料とポイント還元率については基本的に期限は設けないとのこと。この大胆な転換について前澤社長は「圧倒的にお得なゾゾタウンを目指すべきという原点に立ち返っている」「一度言って取り下げるのはカッコ悪いので続けたい」(WWD Japanより引用)と説明したそうだ。新サービスは11月1日0時より適用、すでにZOZOTOWNのサイトでも告知されている。
このニュースにネットユーザーは
「送料問題にこんな決着を!!」
「すごいな、この展開」
「相当社内で荒れたんだろうなぁ」
「例の騒ぎ、収まりつかなかったんだなぁ」
「配送料無料になるの!?運営の人頑張ったんだろうなーすごーい」
「炎上商法?」
「シナリオ通りだったらスゴイな」
「あの炎上は何だったのか」
「嬉しいけど、だれかの負担にはならないのか心配してしまうのは、余計なお世話?」
などとコメント。
消費者として嬉しいニュースのはずなのに、炎上問題の直後の発表だっただけに、複雑な心境のようだ。なお、送料無料措置は「1円でも安く買いたい」という一般の消費者のニーズに応えたものであり、炎上発言との直接の関係は明言されていない。