フジテレビの情報番組「とくダネ!」で、メインキャスターの小倉智昭氏は、2012年9月27日の放送において、自民党安倍晋三総裁の腹痛を揶揄(やゆ)する発言を行った。安倍総裁が首相を辞任した当時を振り返り、「ちょっと子どもみたいだったもんね」と発言し、物議をかもして謝罪する事態となった。

このことについて、安倍総裁はFacebookで小倉氏を次のように批判していることが判明した。

「辞職の責任は私にあり、その責任を取る道は、全ての批判を受け止め、結果を出して行くことであると覚悟しています。しかし、ちゃかし過ぎた中傷は、私以外の同じ病(潰瘍性大腸炎)で苦しんでいる人達を傷つけている事をワイドショーの人達には知って欲しいと思います」

「私はテレビで何回も潰瘍性大腸炎について説明しています。テレビで堂々とコメントするのですから、当然それを知っていながらの中傷でしょう。という事は意図的な中傷であると判断せざるを得ません。テレビに出て来る資格無しです。知らずにコメントしているなら、そもそもコメテーターの資格無しです」(以上、Facebookより引用)

安倍総裁は、番組放送時に出演していた経営コンサルティング会社代表の田中雅子氏についても、不快感を示し「田中雅子氏は、この程度で経営コンサルティングなんかしていて大丈夫でしょうか」と発言している。

この投稿内容に一万件以上の「いいね!」がつき、「応援しています」や「家族が同じ病気と闘っています」、「同感です」などのコメントが寄せられている。安倍総裁は、小倉氏がすでに謝罪したことを確認したうえで、この投稿を次のように結んだ。「多くの方が番組に抗議して頂いた結果でしょう。これは正にネットの勝利ですね」(Facebookより引用)としたうえで、自分の発言に対して批判を受ける覚悟を持つべきだと指摘している。

参照元:Facebook 安倍 晋三