ロボット好きを自負するすべての人に朗報だッ! 2012年9月14日、重機の歴史にその名を刻むことになるであろう素晴らしい油圧ショベルが発売開始となった。
その名も「アスタコNEO」(以下、アスタコ)だ。この重機械は、従来の油圧ショベルと異なり二つの腕を持っている。その姿はまるで人気アニメ「ガンダム」シリーズに登場するようなモビルスーツといっても過言ではない。なんでもガンダム好きの開発者が手がけたというから、生粋のロボットファンには固唾ものではないだろうか。どう見てもカッコイイーーッ!
製造元の日立建機は、9月12日に「油圧ショベルの歴史を変える、ロボット化への挑戦!」という熱いタイトルのプレスリリースで、発売を発表した。アスタコは主腕と副腕を操作することにより、今までのショベルではできなかった複雑な作業を行うことが可能である。
実は2011年3月に、すでに双腕仕様機のプロトタイプが開発されていたのだが、ユーザーテストと製品化に向けた事前評価を行い、晴れて発売される運びとなった。同年10月の週刊ダイヤモンド誌によると、ガンダム好き開発者が製造に携わったとのこと。「そもそものルーツはガンダム好きの研究者の夢にあった」(週刊ダイヤモンドより引用)、その夢が実現したようだ。
ちなみに標準小売価格は2360万円、全長7.4メートル、幅2.6メートル(いずれも輸送時)。個人で所有するわけにはいかないだろうが、一度はコックピットに乗ってみたいものである。そして、「こ、こいつ、動くぞ……!」と言ってみたいものだ。
参照元:日立建機,週刊ダイヤモンド,Youtube no975g