広島県に住む30代の男性が、譲り受けた猫を殴って死なせたとして、「動物愛護法違反」と「県動物愛護管理条例違反」の疑いがもたれている。この男性は動物愛護団体の調査で少なくとも12匹の猫を死なせたことが判明している。

同団体によると男性は「殺すつもりはないけど殺した」、「殴り続けたら死んでいた」と説明しているそうだ。驚いたことにこの男性の家には一時、数十匹の猫がいたと言われている。そのすべての姿が見えなくなっているという。これは一体……。

Sponichi Annexが報じるところによると、動物愛護団体のNPO法人「犬猫みなしご救援隊」が別団体からの連絡を受けて調査を行ったようだ。その団体は、虐待の疑いをもたれている男性から「市から引き取った猫が死んだ」と連絡を受け、犬猫みなしご救援隊に連絡。2012年8月17日に男性のもとを訪れたところ、12匹の猫が死亡していることを確認したという。

男性は2012年2~7月の間に、3匹の猫を広島市動物管理センターから譲り受けている。一時は数十匹の猫を飼っていたとされていることから、この3匹以外の猫も、譲り受けていたのではないだろうか。

この虐待疑惑について、ネットユーザーは「気に入らないんなら、最初から引き取らなきゃいい」や「なんて事しやがんだ!」など、憤りの声が上がっている。殴った原因について男性は、猫が粗相をしたことに腹を立てたとしているのだが、あまりにも非道な仕打ちではないだろうか。

なお、広島県警は男性から任意で事情聴取すると共に、他の猫の行方や亡骸について調査しているという。数十匹の猫はどこへ行ってしまったのだろうか。速やかに捜査が進められることを願う。

参照元:Sponichi Annex