中国のとある料理が、ネット上でにわかに話題となっている。この料理、正面から見ると鶏を丸々一羽使ったぜい沢な一品。黄金色にテリっと輝きとても美味しそう! しかしこの後ろを見て驚かない人はいないだろう。
なんと鶏のお尻にかなり太めの竹筒がブチこまれているのである。おいおい、ちょっとこれは卑猥な印象を受けてしまうのだが……、本当にまともな料理なのか? どうやら正真正銘の料理のようである。
この料理は、「竹筒爆菊鶏(別名:菊花鶏)」と呼ばれている。中国の鉄血網というサイトによると、宴の席で出されているようだ。それにしてもインパクト絶大! 何とも形容しがたい料理だ。
この料理について、中国のネットユーザーは次のように反応している。
「うわぁぁぁぁぁ!!!!」
「やだ、セクハラ~!」
「卑猥すぎる」
「これは邪悪」
「南無阿弥陀仏」
「鶏の貞操……」
「考案したのは腐女子に違いない」
……など、さすがの中国ネットユーザーも衝撃を受けている様子。なかには「ネタではないか」と、料理の存在そのものを否定している人もいる。
しかしこれは、中国有数の食文化を誇る広東省に実在している。現地では、「筒子油鶏」と呼ばれ親しまれている。作り方は至ってシンプル、鶏の尻から内臓を引き出し、竹筒を尻に挿して、そのまま特製のスープに入れて煮込むのである。ちなみに竹筒を挿すのは中までスープの味をしみこませるためなのだとか。
なお、「竹筒爆菊鶏」の由来はハッキリしないが、「菊」は中国でも暗に尻の穴を指すようだ。「爆」が料理名につく場合は、高温の油でサっと炒める調理法を指すことが多いが、「破裂する」という意味も含まれる。料理の本当の意味を知ってしまうと……、何やら戦慄を覚えるのは、きっと私(記者)だけではあるまい。
参照元:鉄血網、中国網絡電視台(中国語)
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]
[ この記事の英語版はこちら / Read in English ]