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【三十代女子の恋愛奮闘記】「着信音1」で、恋のチャンスを掴むべし!

2012年4月21日

成功している起業家に、業績を伸ばすコツを訊ねると、「常にアンテナを張っていること」と答えます。なるほど、ビジネスチャンスはどこに転がっているかわかりません。大げさにいうと、場末の居酒屋だって、経営のヒントとなる「何か」を見つけられるかもしれないわけです。

また、少し前に流行った「断捨離」においても、「仕事用のパソコンは、有益な情報が入ってくる窓口なのだから、不要なフォルダやファイルは削除すべき」といいますよね。不要な情報が整理されずにゴチャゴチャのままだと、必要な情報を見落としてしまう、という理にかなった考え方です。仕事用の携帯電話にも、パソコンと同じことが言えるでしょう。

上記2点は、恋愛に応用することも可能です。ポイントは、「アンテナ」と「携帯電話」。要するに、「携帯電話は、常にアンテナを張っていよう!」ということです。といっても、電波の良し悪しの話ではありません。ここでいうアンテナとは、恋愛に有益な情報を得るため、アンテナを張ろう! と捉えてくださいね。

たとえば仕事帰り、会社から駅までボーッとした状態でてくてくと歩き、電車に乗り込む。電車が動き出してから、ふとカバンの中のケータイをチェックすると、「今からコンパおいでよ」という友人からのメールが入っていて、急行に乗ってしまった自分を呪った経験はないですか?

同性の友人でなくとも、意中のお相手から「今から飲みに行こうぜ」というメールが入っていて、これまた急行に乗ってしまった自分を呪った経験はないですか? 「急行だろうと特急だろうと、戻ればいいじゃないか!」と思う人もいるかもしれませんね。

しかし、我々は20代の若人ではありません。30代のフットワークは、残念ながら相当重くなっています。というと語弊があるかもしれませんが、男女問わず、職場でも責任あるポストに就いている人が多いでしょうから、電車に乗って帰宅モードになってしまうと、今さら引き返すというのはけっこう難しいものです。

ましてや、電車に乗ってから慌てて「引き返すよ!」と返信したところで、時すでに遅し、コンパは代打の要員が見つかっていたり、意中の異性も帰路に就いてしまったということもあります。

これは、アンテナを張っていなかったために起きたミスです。カバンの中で鳴る携帯電話に気付いていれば、恋のチャンスを掴めていたかもしれないのです。では、こういったミスを防ぐにはどうしたらいいのか? 私は、携帯電話の着信音を、スタンダードな「着信音1」にすることをオススメします。音量も、最大にしておくべきですね。着信音1は、メロディ音と違って、雑踏の音に紛れることがほとんどなく、はっきりと耳に届きます。

最近は、着メロのダウンロードが主流となり、各々が個性的な着信メロディを選択している傾向にありますが、チャンスを掴むには、聞き漏らすことのない着信音のほうがベストです。電話着信もメール着信も、「着信音1」で、恋のチャンスを逃さないオンナになりましょう。

恋愛コラムニスト:菊池美佳子

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