デジカメやカメラ付き携帯電話の普及により、UFOや心霊現象の映像が続々と公開されるようになった今日この頃。中には眉唾ものの動画もあるが、再生回数がケタ違いに多い動画に関しては、「眉唾」では片付けられない何かがある。
今回紹介するのはタイで撮影されたプライベート心霊動画、タイトルを直訳すると『ゴースト(どう見ても本物)』である。
公開されたのは2008年。現在までに121万回以上も再生されており、この動画の真偽を検証するテレビ番組も過去にタイで放送されたほどの有名心霊動画である。
内容は単純だ。男女含む若者数人がお酒を飲んでのカラオケパーティーをしていたところ、動画の中に「そこにはいないはずの人物」がハッキリと映ってしまった。よく見ると、顔は血が流れているかのように赤い。
それもそのはず、実はこの映ってしまった人というのは、この若者グループの友人であり、宴会をしていたまさにその時刻、交通事故で亡くなっていた……というわけなのだ。
もちろん、友人が死んでしまったことを男女グループはまったく知らなかった。タイミュージックに合わせ、カラオケをしながらお酒を飲み飲み、実に楽しそうな男女混合のパーティーをしていたのである。
もしかしたら、亡霊となってこの場に来てしまった友人も、この会に参加したかったのかもしれない。事実、よく心霊写真に「参加したかった系」の幽霊が映り込むことが多いのはよく知られた話である。