自民、公明、たちあがれ日本の3党から衆院に提出された、内閣不信任決議案。6月2日午後、小沢一郎元代表が支持派議員との会合で自主判断での投票を促したことを受け、否決される公算が大きかった。15時より始まった投票の結果、その予想通りに否決されることが決定したと、投票半ばでNHKが報じている。

投票に先立つ党の代議士会で、菅直人首相は「震災対応に一定のめどがついた段階で引き継ぐ」という意向を表明。投票結果に関わらず、退陣の意志を自ら口にしていたのだが、不信任案否決により、その意向通りに菅政府は維持されることとなったのだ。

なお、投票結果は総数445票、賛成152票に対して反対293票という結果となった。

果たして、この結果が被災地の速やかな支援に繋がることとなったのだろうか。また、今回の結果を受けて、政府はより強固な体勢を築くことができるのだろうか。今後の動向が気になるところだ。

写真:ロケットニュース24