ロケットニュース24

「ゼロカロリー食品」、本当にゼロとは限らなかった!!

2011年5月25日

ちまたで多く見かけるダイエットや健康管理の強い味方「ゼロカロリー食品」。記者も日頃からお世話になっているのだが、先日ゼロカロリーを謳った水羊羹を食べようとしたところ側面に「熱量が5キロカロリー未満の為、ゼロカロリーと表示しています」の文字を発見した。

なぬぅぅ! 栄養成分表示ゼロカロリーは「カロリーがない」ということではなかったのか!?

栄養成分表示の表示方法は健康増進法によって定められている。喫煙から栄養管理にいたるまで、国民の健康維持と病気予防のために制定された法律だ。

同法によるとカロリーについては、100グラム(液体の場合は100ミリリットル)あたりの熱量が5キロカロリー未満であれば、「ゼロカロリー」と表示可能だそうだ。

つまり、極端な話を言えば、たとえ100グラムあたりのカロリーが4.9999……キロカロリーでも「ゼロカロリー」と表示できるということである。「0カロリーだから」と油断して大量に摂取すると、わずかなカロリーはしっかり貯蓄、チリも積もれば山となるだ。知らないということは恐ろしい。

ちなみに、カロリーの「ゼロ」表示だけでなく、他の成分でも入っているけれど少ないことを示す「ひかえめ」や「ライト」、また逆に含有量の多さを強調する「リッチ」「たっぷり」などの表現にも事細かに数値が決められており興味深い。

法に準拠しての表示なので「騙された」とまでは言わないが、「味がついているものにカロリーがないわけないよなぁ」と少々ガックリである。そうそうウマイ話はないようだ。

だが、同じ量を摂取するのであれば「0カロリー」食品の摂取はダイエットや健康管理の助けになることは間違いない。理解した上で上手に摂取していきたいものである。

参照元:農林水産省 栄養成分表示の見かた
写真:ロケットニュース24

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