今月初めにNASAが発表したところによると、5月に入ってから水星・金星・火星・木星による壮大な天体ショーが繰り広げられているという。30日にはそれらの星に加えて月も同じ空に出現し、5つの惑星を同時に見ることができるのである。この惑星配列は、50~100年に1度の、非常に稀な天体現象だ。
この惑星配列は、豪州シドニーの東側の空に夜明け前に確認できるそうだ。今月8日に火星・金星・木星が一直線に並び、11日には金星と木星が最接近。13日には、水・金・木星によるトライアングルが確認でき、さらに20日には、水・金・火星による新たなトライアングルが現れるのである。
まさしく天体ショーと呼ぶに相応しい現象の連続なのだが、30日には、これらに加えて月も登場。5つの星を同じ空に同時に見られるのである。今回のような天体現象が前回豪州で確認されたのは、1910年のことだった。次回は2056年になるという。
この現象について一部の科学者から、地球に影響を与えているとの見方がある。地震や竜巻などの災害は、惑星配列の影響によるものとの説がささやかれている。しかし多くの天文学者は、この説を「あり得ない」と一蹴しているとのことだ。
いずれにしても、5つの惑星が夜空に浮かぶ様子は、素晴らしいものに違いない。
参照元:Herald Sun,Youtube / ScienceAtNASA(英文)