ネット上の署名活動により、ペットの安否情報を検索するサービスが4月5日に登場した。これはGoogleの「パーソンファインダー」の機能を利用して、とある企業が独自に開発したものだった。
しかしながら、このサービスがリリースされた後も、ウェブを使った電子署名の輪は広がり続け、その数は、3200名分にも達した。そして4月14日、その声に動かされるようにGoogleは正式にペット安否情報サービス「アニマルファインダー」をリリースしたのである。
そもそも、4月5日にリリースされたペット安否確認サービスは、「おひとりさまとパグな日々」というブログの運営者の呼びかけに応じて、とある大手企業が制作したものだった。
つまり、一連の流れはこうだ。
3月21日:「おひとりさまとパグな日々」のブログの運営者が呼びかけ
4月5日:とある企業がGoogleの機能を利用して、ペットの安否情報を検索するサービスを開始
4月14日:その後も署名が続き、Googleが正式にペット安否情報サービス「アニマルファインダー」をリリース
一方、Google Japan Blogは、次のように報告している。
「消息情報を確認するためのツールとして活用いただきましたパーソンファインダーですが、この度、その技術を活用し、ペットの消息情報を登録・検索できる「アニマルファインダー」の提供を開始します。リクエストをお寄せいただいた多くの皆さま、お待たせいたしました」
使い方はパーソナルファインダーと同じ。ただし写真が必要とのことだ。
このことについて、署名活動をした「おひとりさまとパグな日々」の管理者は、 「ここには書きつくせない紆余曲折の末……最終的にものすごいスピードで作って下さったGoogleさんに心から感謝致します」 と、同日のブログで述べている。
このサービスで、より多くのペットと飼い主が再会を果たせることを願ってやまない。
参照元:Google Japan Blog、「おひとりさまとパグな日々」