米国、ワシントンポストは12日、内部告発サイトWikiLeaks(ウィキリークス)の設立者ジュリアン・アサンジのスパイ罪起訴に対して反対の立場を明確にした。「WikiLeaksを起訴するな」という社説の中で以下の内容を主張している。
・ジュリアン・アサンジをスパイ罪で処罰することが提起されているのは「悪いアイデア」で米政府はスパイではない人を、また機密遵守に対して法的に拘束されていない人を起訴する権利はない。
・スパイ罪は簡単に乱用されることがあるという問題点があり、この法律は廃止されるか、厳しく強化されなければならない。
・が、しかし、米政府は公務員や機密保持を誓約した人々に対して厳格に機密維持を要求する権限を持っており、政府は文書を流出した人間を起訴する権利はある。
一方で、Dianne Feinstein上院議員はジュリアン・アサンジをスパイ容疑で起訴することを主張しており、米司法省もその可能性を検討中とのこと。さらに、Joseph Lieberman上院議員はWikiLeaksが公開した情報を報道した報道機関に対してもスパイ疑惑で起訴を検討しなければならないと主張している。
■参考リンク
Don’t charge WikiLeaks(ワシントンポスト)※英文