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【見てはいけない映画レビュー】うさぎのぬいぐるみに噛まれるとゾンビになる『ゾンビVSゾンビ』

2010年10月18日


見ると絶対後悔する映画や、鑑賞時間の無駄としか思えない「Z級映画」を紹介する、見てはいけない映画レビュー。

今回ご紹介する映画は『ゾンビVSゾンビ』だ。ジャケットでは赤と緑に分かれた大量のゾンビと、「もっと肉をくれ~!!」といった、いかにもおどろおどろしいフレーズがあり、ゾンビ同士の熾烈な争いを感じさせる。しかし、そんなシーンは、ない。

配給会社の作品紹介ページを見ても、ストーリーの部分に何も書いていない。見る前から中身がない事が分かる、Z級映画の香り100%である。

しかもゾンビ化の感染源は研究所から逃げ出した「ウサギ」。作りが雑なため操っている糸がチラホラ見えるウサギのぬいぐるみと必死に戦っている大人の姿は、いろいろな意味で悲しみを誘う。更にゾンビに噛まれても、なぜかゾンビになったりならなかったりする。

ここまで見ると、どうしようもない作品だと思えるだろう。しかし「血のり」の量だけは他のスプラッター映画に負けないくらいに多く使われている。最後は全員血だらけになり、人間なのかゾンビなのか、どっちなんだかもうわからない。

ストーリーも大味で終わり方も半端な今作。日本語吹き替え版だと最後の生存者がとんでもない発言をしているが、それもユーザーをバカにしているとしか思えないヒドさ。ドMで時間とお金が死ぬほど余っている人だけ見る事をお勧めする。

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