アップルが現地時間27日、米国でアップル製タブレットを発表すると噂されているが、今年がタブレット元年になるという予想も専門家たちの間で噂されている。
HP、DELLなどグローバルPCメーカー等を初めとして、ASUS、Compal、Quanta、MSIなどの台湾PCメーカー等も今年、タブレットを続々と発売する予定だ。今月、米国ラスベガスで開かれたCESでこれらの企業は50種余りのタブレットを公開している。
タブレットは名前の通り薄い板形態のモバイルPCだ。ノートPCとは違い入力方式をキーボードの代わりにタッチスクリーンまたはスタイラスを利用することが特徴だ。またタブレットPCは本のように半分に折り畳むことができる『ブックレット』(Booklet)方式と板のような『スレート』(Slate)方式、キーボードを着脱できる『コンバーチブル』(Convertible)方式、回転型LCDを搭載してノートPCのように書くことができる『ハイブリット』(Hybrids)方式などがある。最近ではキーボードがないスレート方式を主流となっている。タブレットはまた、ノートPCよりも小さくスマートフォンより大きい画面を搭載し、移動性に強く業務用としても活躍することが期待される。
タブレットが最近急浮上する1つの理由はタブレットのための機能および活用性を満たす技術およびソフトウェアが開発されたためだ。Intel、ARM、NVIDIAなどのタブレットPCに搭載されるコアのチップセットを開発する企業は、低消費電力と一般的なPCレベルの性能を備えたチップセットをリリースし、主要PCメーカーと協力して新製品の発売準備を終えた。
MSは昨年発売したWindows7に手書き認識などのタッチスクリーン関連の多様な機能を標準搭載させ、タブレットに対する準備を終えた状況だ。 MSは既存のPC市場の影響力を強みに今年PCメーカーが発売するタブレットにWindows7を搭載させる計画だ。 Compal、Quantaなどの台湾メーカーも大部分をWindows7にする予定とのこと。一部のタブレットPCメーカー等はグーグルのアンドロイド(Android)を搭載する予定でいる。アンドロイドは無料で提供されており、中小企業らも簡単に利用できるということが特徴。
なお、27日付けのCnetの記事「アップル製タブレットはiPhone OSを採用」によれば、アップルはタブレットにiPhone OSを採用するのではとの有力な情報も出てきている。まもなくアップル製タブレットの正体が世界に向けて発表されるが、一体どんなタブレットが御目見するか今から楽しみだ。