ネット社会が進みほとんどの企業はホームページ(いわるゆるコーポレートサイト)を持って情報を発信しているがそのホームページの中に“主要取引先”という項目があるのをご存じだろうか。たいていは会社概要ページにあり「私の会社はこのようなジャンルの会社と取引しています。こんな大きな会社とも付き合っているので私の会社は信頼のある会社ですよ」といったアピールが目的のヤツ!?なのだがこれに異変が起きているという。
何が起きているかというと主に不動産の会社が発信するホームページの主要取引先から会社名が消えていっているのだという。不動産業界10年のベテランX氏にお話を伺った。
記者:主要取引先から名前が消えていくってどういうことですか?
X氏:簡単なことですよ。不動産の会社がどんどん潰れていっているので、潰れた会社の名前を消していっているということです。あるWEBの制作会社の人はホームページの更新作業の依頼が少しずつ増えてきていると言っていました。
記者:外注でホームページの更新を依頼している会社も多いのですね。それぐらいであれば自分たちでもできそうに思えますが。ちなみに不動産業界はかなりヤバイのでしょうか。
X氏:ヤバイです。今どこも無駄なところを削って保守的になっているのでその影響が連鎖しています。最近もP社が潰れて直接な影響はないものの間接的にダメージをくらっています。なのでウチも無駄なところ削って、この不況を乗り切るしかありません。また不動産という性質上新しいビジネスモデルが生まれにくい、この不況と重なって・・・ネットならいろいろ展開は可能だとおもいますが。そこも非常に悩ましいところなんです。
記者:なるほど・・・ありがとうございました。
主要取引先から会社名が消えていく減少は世の中を象徴しているかのように思えてなんだか悲しくなってしまった・・。一刻も早くこの消す作業が止まることを節に祈るばかりだ。そして不動産業界に良いニュースが流れるのを待とうではないか!
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ちょっと尻切れかな
理解できます。
「産業資本主義に回帰」に賛成!
最低なインベストメントバンクとヘッジファンド
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