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「金麦」がビールになるだと!?ブランド初の工場見学ツアーに潜入、新しくなった3種類を飲み比べてみた

51分前


「金麦」が、ビールになる。

2007年の発売から、今年で20年目。すっかりおなじみの金麦だが、2026年10月からはこれまでの新ジャンルではなく、ビールとして生まれ変わる。

しかも、そのタイミングで一般の来場者を対象とした金麦ブランド初の工場見学ツアーが限定開催されるという。

工場見学マニアとしては、新しい金麦の味はもちろん、通常の工場見学と何が違うの? というところも気になる!

ということで、メディア向け先行公開で一足先に体験してきた。さらに、憧れの(?)あの方とツーショットまで撮ってきたぞ!

・久しぶりの武蔵野ビール工場へ

今回訪れたのは、東京都府中市にある「サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野」。

府中本町駅から歩いて行くこともできるが、分倍河原駅からは無料シャトルバスが運行している。

実はこの工場、私にとってはちょっと懐かしい場所でもある。社会人になったばかりの頃、比較的近くに住んでいて、何度か見学に来たことがあるし、当時もらった水色のレジャーシートも、いまだに我が家にある。へっへっへ。


さて、今回の「『金麦は、ビールへ。』おいしさ体感ツアー」は90分、参加費は1000円。

通常開催されている「ザ・プレミアム・モルツ おいしさ発見ツアー」と同じ90分だが、通常ツアーの内容を一部コンパクトにする一方、後半には醸造家が登場。新しい金麦について直接話を聞きながら試飲できる時間が設けられている。

となると工場見学マニアとしては、「通常ツアーの何を残して、何が変わっているのか」も気になるところだ。


・やっぱり「水」は外せない

工場内を進んでいくと、天然水が育まれるまでの過程を紹介する展示が登場する。

サントリーといえば「天然水」のイメージが強いが、ビールづくりでも水は重要な存在。公式サイトにも「この水なくして、私たちが理想とする、うまいビールはつくれない」とあるほどで、ビールの仕込みにも天然水が使われている。

今回の金麦ツアーでも、水について紹介するパートはしっかり残されていた。限られた90分の中でもここは外さないのか……! と、サントリーの「水」へのこだわりを改めて感じたポイントだった。


・銀色の釜が並ぶ光景が美しい

そして個人的に好きなのが、仕込釜やろ過槽が並ぶエリアだ。

ガラス窓に囲まれた空間の中に巨大な銀色の設備がズラリ。ピカピカと輝く巨大な釜が整然と並ぶ空間は、工場でありながらどこか美術館のようでもある。

釜から伝わってくる熱気まで感じられるので、映像で製造工程を見るのとは違って、「ああ、いまビール工場の中にいるんだ」と身体で感じられるのがいい。


さらに発酵タンクなどを見学し、かつて使われていた巨大なタンクを体感できるトンネルへ。

ここを通るときは、ぜひ少し静かにして耳を澄ませてみてほしい。ちょっとした仕掛けが待っている。

ちなみに通常の「ザ・プレミアム・モルツ おいしさ発見ツアー」には、普段は入ることのできない官能検査室をVRで疑似体験できるコンテンツもある。

最近はVRやAR、プロジェクションマッピングなどを取り入れた工場見学も増えているが、製造ラインに潜入するのではなく、品質を確認する現場に潜入するという発想が面白い。

残念ながら今回の金麦ツアーには、このVR体験は含まれていなかった。


・動いていたらラッキー! 圧巻のパッケージングライン

続いてはパッケージング工程へ。


……が! この日は残念ながらラインは動いていなかった。

こればかりは生産スケジュール次第なので、仕方がない……ない……ない……。

しかし、タイミングが合えば、缶に詰められたビールが次々とラインを流れていく様子を見ることができる。

ズラーーーッと缶が流れていく光景は圧巻。工場見学マニアとしては、ぜひ一度動いているところを見てほしい推しポイントである。


・「1、2、サントリー!」……じゃない!?

そして工場見学の後は、いよいよお待ちかねの試飲タイム!

今回飲み比べられるのは、新しくビールになった樽で提供される「金麦」と、缶で提供される「金麦〈糖質75%オフ〉」「金麦〈豊潤〉」の3種類。

まずは樽から注がれた金麦で乾杯だ。

ここで醸造家も登場。サントリーで乾杯と聞けば、きっと「1、2、サントリー!」が来るのでは……? 勝手にそう思って身構えていたら、


スコール! スコール! スコール!


北欧の乾杯のあいさつ「Skål(スコール)」に由来する掛け声だった。マニアの予想、見事に外れました。


・思い出の「金麦」がビールになった

さて、肝心の新しい金麦の味はというと、本当にビールになっている! おいしい!

個人的な思い出だが、新入社員だった頃、同期が「金麦が新ジャンルで一番おいしいよな」と話していたのが妙に大人っぽく感じた記憶がある。だから私にとって金麦は、社会人になったばかりの頃を思い出す味でもある。

それだけに、正直、味が変わってしまうことに少し寂しさもあった。でも、新しい金麦もしっかりおいしい、なんとも複雑な気持ちである。

ちなみに、単純に麦芽を増やせばおいしくなるという話ではない。麦芽比率を増やせば麦芽由来の成分も増える一方で、金麦が大切にしてきた澄んだ後味とのバランスが難しくなる。

醸造家の水口さんによると、わずかな配合や条件でもバランスが崩れるほど繊細で、原料配合は0.1%単位で設計。「麦のうまみ」と「澄んだ後味」を両立させる醸造条件を何度も追求したという。

こういう開発の裏側の話、やっぱり大好きです。


・私が一番好きだったのは意外にも……

さらに「金麦〈糖質75%オフ〉」「金麦〈豊潤〉」も飲み比べてみる。

3種類の中で、個人的に「これ好きかも!」となったのが、「金麦〈糖質75%オフ〉」だった。

以前、新ジャンルだった頃の「金麦〈糖質75%オフ〉」を飲んだ際には、少し物足りなさを感じた記憶がある。ところが今回飲んでみると、金麦らしい麦の味わいを感じつつ、後口は軽やか。

こうして同じブランドの3種類をその場で比較できるのも、今回のツアーの面白いところだと思う。


・予約が埋まっていても、まだ諦めないで!

最後にお土産として、金麦2本とブランドブックもいただける。

「『金麦は、ビールへ。』おいしさ体感ツアー」は、2026年10月の土日祝限定で開催。予約は、本日9月18日9時30分から始まっており、先着順のため、この記事を読んだタイミングによっては、すでに満席になっている日もあるかもしれない。

でも工場見学マニアとしては、「満席」の文字を見ただけで諦めないで! と言いたい。キャンセルが出ることもあるため、こまめに予約ページをチェックしていると、ひょっこり空きが出る可能性があるのだ。


・きゃっ、ツーショット

そして最後には、憧れの(?)工場長とも写真を撮らせていただいた。

工場見学マニアとして、これはめちゃくちゃ嬉しい……! 工場長、よく見るとピースの2本指ではなく、3本指を立てている。


3、さん、サントリー……!?


こんなところにまでネタを仕込んでくるとは、さすがビールづくりで仕込みを知り尽くしたお方である。

ちなみに新しい「金麦」「金麦〈糖質75%オフ〉」は10月6日から、「金麦〈豊潤〉」は10月13日から全国発売される。長年親しまれてきた商品のジャンルそのものが変わるタイミングに立ち会える機会は、そうそうない。

今のうちにこれまでの金麦を買っておいて、新旧を飲み比べてみるのも面白そうだ。

・今回訪れた施設の詳細

施設名 サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野
住所 東京都府中市矢崎町3-1
ツアー名 「金麦は、ビールへ。」おいしさ体感ツアー
開催日 2026年10月3日(土)、4日(日)、10日(土)、11日(日)、12日(月・祝)、17日(土)、18日(日)、24日(土)、25日(日)、31日(土)
開催時間 1日2回開催(9時55分~、14時05分~)
所要時間 90分
参加費 1000円(税込)

※20歳未満は参加不可
※先着順、満席になり次第受付終了

参考リンク:サントリー〈天然水のビール工場〉東京・武蔵野 「金麦は、ビールへ。」おいしさ体感ツアー 10月限定で開催
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
一部画像提供:サントリーホールディングス

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