
「東北にもチェーン展開されている『五の五』というお店に行ってほしい」
読者からそんなリクエストをいただいた。
五の五……? なんとも気になる名前ではないか。私はこれまで行ったことがなかったが、東北の読者が気になっている店なら確かめに行くしかないだろう。
ということで、今回の舞台は「五の五」だ! さっそく行ってみよう!
・五の五とは
「五の五」は、「四の五の言わずに『五の五』で決まり!」をキャッチコピーに掲げる大衆酒場。店舗は関東だけでなく、東北、関西、九州にも展開されているようだ。
公式サイトによると、コンセプトは「毎日立ち寄りたくなる大衆酒場」とのこと。なんとも覚えやすく、親しみやすいフレーズである。
店内は木製のテーブル席とカウンター席が並び、壁には料理名が書かれた札や写真付きのメニューがびっしり。テレビも設置されており、いかにも大衆酒場らしい雰囲気だ。
メニューを見ると、刺身や串焼き、揚げ物など大衆酒場の定番が並ぶ。ドリンクは税込300円台のサワーも多く、全体的に手頃な印象。
まずは「生ビール(税込429円)」を注文。
それではさっそく……。
乾杯!
はい、本日も最高です。
・名物と盛り合わせを攻める
最初のつまみは、名物の「塩もつ煮(税込528円)」をチョイス。さらに、魚も肉も一度に食べられる「山海五点盛合わせ(税込1628円)」も注文した。
しかし、料理が届く前に早くも生ビールを飲み干してしまった。そこで、店内の黒板でおすすめされていた「ガリチュー(税込330円)」を追加する。
ピンクのガリを想像していたが、実際に運ばれてきたのは白いものだった。そして飲んでみるとめっちゃ甘い。ガリが好きな人にはよさそうだが、私にはちょっと甘すぎた。
程なくして「塩もつ煮」が到着。
味付けはやさしめで、大衆酒場の煮込みと聞いて想像するような濃い味とは少し違う。酒の合間にも食べやすかった。
続いて運ばれてきたのは「山海五点盛合わせ」。
デカい!
本マグロ、ブリ、馬刺し、鶏ももと、本来のたこブツに代わってしめ鯖が盛られていた。魚と肉が一緒に盛られているだけでも豪快だが、それぞれの量もしっかりある。
まずは本マグロから食べてみる。
味が濃厚で、トロのように感じるほど。ブリと馬刺しもおいしく、鶏ももはさっぱりしていた。
税込1628円と贅沢価格だったが、このボリュームと内容ならお得感がある。あれこれ単品で頼まず、これ一皿を中心につまむのもアリだろう。
・バリバリしちゃうんだから!
「山海五点盛合わせ」をつまみながら、次の酒を探す。そこで目に留まったのが、メニューに「店長おすすめ」と書かれていた「バリキング(税込330円)」だ。
店員さんに尋ねてみると、こちらは生姜、山椒、高麗人参のエキスが入ったリキュールらしい。
よくわかんないが体に良さそうだったので、ひとまず注文してみることに。健康は大事だからね。
飲んでみると、駄菓子のコーラ味の粉を水で溶いたような、あるいはオロナミンCを薄めたような絶妙な味だった。これは賛否が分かれる味だが、好きな人はとことん好きかもしれない。
変わり種の甘い酒ばかり頼んだため、口直しにと最後は「生青汁割り(税込385円)」を注文。苦味を欲している。
見た目はしっかり青汁だが、苦味はなくむしろ甘め。いやこれも甘いんかい。
これでは終われん……と、最後に1個から注文できる「チューリップの唐揚げ(税込132円)」を追加した。
名前はかわいいが、実態は骨付き肉。塩味は控えめで、シンプルにうまい。ただし骨を持って食べるため、どうしても片手がふさがってしまう。
手羽先ほど手はベタつかないが、少し食べにくいにが難点だ。片手を封じられることに躊躇がない人なら、気軽に追加してみてもいいだろう。
・飲むだけじゃない五の五
飲み始めたころは比較的年齢層が高めだったが、時間が経つとカップルも増えてきた。
周囲を見ていると、つまみより定食を頼んでいる人が目立つ。どうやら酒を飲むだけでなく、夜ご飯として利用している人もいるようだ。
メニューを確認すると、五の五では終日さまざまな定食を提供している。しかも、いちばん高い定食でも税込1408円。ディナーとして考えると安めである。
飲みたい日にも、ご飯だけ食べたい日にも使えるのか。なるほど、これは近所にあったら通ってしまいそうだ……!
そんなことを考えながら、最後の「生青汁割り」を飲み干し、本日の宴はこれにて終幕。
・近所にあったら通いたい
さて、気になる今回の会計は3762円(税込)。
「山海五点盛合わせ」が税込1628円なので、これを頼まなければさらに安く収まっていただろう。
とはいえ、魚と肉を一度に味わえる内容とボリュームを考えると、盛り合わせ自体にもお得感があった。酒4杯まで飲んで4000円を下回ったことも含め、全体的にコスパはよく感じる。
さらに定食も用意されているため、軽く飲みたい日だけでなく、夜ご飯をしっかり食べたい日にも使えそうだ。
近くに店舗がある人は、四の五の言わずに立ち寄ってみるべし!
【総合評価】
コスパの良さ:★★★★☆
酒は税込300円台が中心で、料理も手頃なものからしっかり食べられるものまでそろっている。好きな組み合わせで飲み食いしても4000円以内に収まり、全体的にコスパはかなり良く感じた。
1人飲みのしやすさ:★★★★☆
大衆酒場らしいにぎやかさはあるものの、カウンター席があるため居場所には困らない。料理は少量から頼めるものがあり、定食で食事を済ませることもできる。軽く飲みたい日にも、しっかり食べたい日にも、自分のペースで利用しやすい店だった。
【今回のお会計(税込)】
▼飲み物
・生ビール 429円
・ガリチュー 330円
・バリキング 330円
・生青汁割り 385円
▼おつまみ
・塩もつ煮 528円
・山海五点盛合わせ 1628円
・チューリップの唐揚げ1個 132円
合計 3762円
参考リンク:大衆酒場 五の五 公式ページ
執筆:大島あさ未
Photo:RocketNews24.