
平成生まれ、平成育ち。ヤンヤンつけボーの余ったチョコクリームに指突っ込んで最後まで舐めた奴 全員友達!
──だが、ヤンヤンつけボーは今や高級品。1箱200円は軽く超える時代になってしまった。
あの頃のように、無邪気な気持ちで食べられるお菓子はもうないのだろうか。検証してみることにした。
・ヤンヤンつけボーの魅力
まずはちょっと整理してみよう。そもそもヤンヤンつけボーの魅力とはどこにあるのだろうか。
私が子供だった頃は、ヤンヤンつけボーはひとつ100円前後。
遠足のおやつの予算がたった200円しかない中で、コレを買った級友の勇気に痺れた記憶がある。アイツはいつか大物になると思ったけど、今どうしているんだろうか。
──あれから約20年。今回はディスカウント系のお店で購入したものの、それでも価格は税込214円。もはや「駄菓子」とは呼べない。
開封すると中は3部屋に仕切られている。
スティック状のビスケット・チョコレートクリーム・トッピング。子どもの頃から変わらない安定の組み合わせだ。
いろんな流派があるとは思うが、私はオーソドックスにチョコクリームとトッピングをしっかり付けて食べるのが好きだ。
両方をまぶして口に入れると……サクッポリッ。
はい、幸せ!
チープな味ではあるのだが、軽いビスケット・甘ったるいチョコ・ポリポリしたトッピングの歯ごたえの相性は何にも代えがたいんだよな。
……ということで、いったんこの味を基準にしつつ より気軽に食べられるソックリさんを探していこう。なお、今回紹介する商品はすべてドン・キホーテで購入している。
・エントリーナンバー1『にこ2コ ディップスティック』
ひとつ目のソックリさんは『にこ2コ ディップスティック』。
価格は税込107円と昔のヤンヤンつけボーに近い価格帯。味はチョコ&ピーナッツ・チョコ&いちご・チョコ&バニラの3種類がある。
チョコに加えてもうひとつフレーバークリームが入っているため、お得感があって第一印象はかなり良い。
(なぜかピーナッツだけクリームの配置が逆なのは気になるが……)
結論から言うと、にこ2コはかなりヤンヤンつけボーに近い。
まずはビスケット。味や質感に多少の違いはあるものの、方向性としてはほぼ同じ。
そしてチョコクリームも、ヤンヤンつけボーの方がミルク感・口どけの滑らかさで勝るが、コッテリ感や満足度はよく似ている。
嬉しい誤算だったのが フレーバークリームがどれも美味しいこと。
人工的な味と香りではあるけど濃厚でしっかり甘く、駄菓子的な美味しさがあった。
多少の風味は違えども にこ2コ はかなり高得点。ポスト・ヤンヤンつけボーの有力候補と言えるだろう。
・エントリーナンバー2『つけポリスティック』
今回見つけたソックリさんの中でもっともお得感があるのが、この『つけポリスティック』。
なんていったって10個入りで税込431円。1個あたりはヤンヤンつけボーの半分ぐらいの小ささだが、むしろ食べきりサイズで大人には有難い。
パッケージはふた部屋に区切られ、チョコクリームとビスケットが入っている。
トッピングはないものの、ヤンヤンつけボーをそのまま小さくしたような雰囲気で可愛い。
だが、口に入れると一気に評価が変わった。
まずクラッカー。味が薄いというか、悪い意味で存在感がないというか。食感もサクサク感が弱く ポソポソとしていて心地良さがない。
チョコクリームもベタッとした質感で風味が弱い。植物油脂ベースのクリームに、ちょぴっとココアの香りをつけたような印象だ。
それぞれで食べても合わせて食べても ヤンヤンつけボーからはほど遠い。個人的には、あまり好きではないかな……。
・エントリーナンバー3『チョコおかわりチューブ』
最後は、歯磨き粉のようなパッケージにチョコクリームが詰まった『チョコおかわりチューブ』と、市販のフィンガービスケットを組み合わせたもの。
どうやらおかわりチューブは長期間売れ残っていたらしく、もとは税込106円のところ税込54円に値下げされていた。
また「おかわり」と言うからには おかわりされる元の商品があるのかと思いきや、そういうワケではないらしい。
手持ちのチョコクリーム菓子に追いチョコするための商品なのだろう。
絞りだしてみると、色・ツヤ・舌触り的にはヤンヤンつけボーに近いが、風味の方向性が違う。具体的には、おかわりチューブはナッツ系の味。
原材料を見てみるとヘーゼルナッツピューレが入っている。ナッツの味は存在感があり、意外にも……と言ったら失礼かもしれないが、おしゃれな味で結構美味しい。あと、好きなだけたっぷり付けられるのもGOOD。
フィンガービスケットは想定外に塩味が効いており、甘じょっぱくて良い組み合わせであった。
・ソックリさん選手権の優勝は……
ということで、以上がヤンヤンつけボーソックリさん選手権にエントリーした全3商品。
独断と偏見による今回の優勝は……
にこ2コ ディップスティックです!!!!
チョコクリームもビスケットも、どちらも違和感なく美味しく食べられた点が決め手。
ビスケットが折れやすい点など パッケージまわりには価格差通りのチープ感があったものの、もともと駄菓子なので気になるほどではない。適当にボリボリと食べるにはちょうどいいお菓子だった。
ただし ヤンヤンつけボーの味や食感の組み合わせは唯一無二で、結局一番美味しい。今回ソックリさんを食べ比べてみて、改めて本家の完成度を思い知る結果にもなったのだった。
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼ヤンヤンつけボーのビスケットといえば子ども向けのクイズ。意外にも、一般常識を教える教育的な内容だ
▼にこ2コ ディップスティックは星座の柄がプリントされているのだが、星に疎い私にはなんのことやらサッパリである
▼チョコおかわりチューブの封は、いかにも “輸入菓子っぽい” クオリティ。開封するだけで手がチョコまみれになった点は残念
▼せっかくなのでトッピングも再現しよう! ということで、見た目が近い駄菓子を用意した
▼チョコクリームにつけるとそれっぽく見えるのだが、口の中に入れた瞬間サラッと溶けてなくなってしまった。失敗!
▼どうやら、矢印で示した丸いトッピングがポリポリ食感の肝だったようだ
▼それぞれの原材料はこちらからチェック!