
以前は、腹が減ったらとりあえずハンバーガーを食っておけばなんとかなった。今はハンバーガーといえども、手軽に食べるにはためらう価格。「ファストフード」と言われていたのに、もうファスト(手軽に安く早く)ではない。ちょっとセットでも頼もうものなら、軽く1000円を超えてしまう。
「安い」と「美味い」はすでに両立しないということなのか……。いや、実はある! その2つを両立しているのが、東京を中心に関東で店舗展開する「JB’s TOKYO」。クラフトにこだわり、看板商品の「100%バーガー」は税込500円なのである! 有難い!!
・気づけば着々と店舗を拡大
私(佐藤)は以前からお店の存在を知っていた。代々木駅前に本店ができた当初から、安くて美味いと話題になっており、いつか行こうと思いつつも、すでに5年も経過。
その間に食べログのハンバーガー百名店に2回(2024・2026)も選出され、東京だけでなく神奈川・埼玉・千葉にも出店し、気づけばグイグイ成長している。
SNSでもしょっちゅう話題になっており、将来はさらに大きなチェーンになる予感がするぞ。それにもかかわらず、今日まで訪ねていなかったとは、我ながらウカツだった……。
さてメニューを見ると、意外と品数豊富でボリューミーな商品も少なくない。マウンテンってヤツは何枚パティを挟んでいるんだか。
よくSNSで目にするのが100%バーガーだ。500円で100%ビーフパティのハンバーガーを食べられるのは、おそらくここだけではないだろうか。
テイクアウトがメインのお店ではあるけど、3階に手狭ではあるが客席があって、そこでイートインすることも可能だ。今回はイートインで食べることにした。
注文したのは100%バーガーを、「ポテトセット」(税込430円)に。ドリンクは「100%自家製牛乳シェイク」にした(セット+税込170円)。それから「100%チーズバーガー」(税込580円)も追加で頼んでみた。
まずはシェイクで喉の渇きを潤そう。東日本はいくぶん涼しいとはいえ、戸外を歩けば当たり前に汗をかく。冷たいシェイクは身体を冷やしてくれると共に、優しい甘さに心も癒される。
ポテトは皮つきの厚切りタイプ。細切りタイプを好まない私にとっては、かなりポイントが高い。どこもポテトは全部コレが良いんだけどなあ~。
そして本題の100%バーガー。ここのお店は、バンズもパティもソースも全部を店舗で製造している。一般的にはバンズはパン屋で仕入れたものを使うお店が多いが、ここではパンを毎日焼いているのだとか。
そこまで手間をかけていれば、1000円くらいしても珍しくないのに、このハンバーガーは半額の500円である。
その分、中身はシンプルで、パン・ソース・パティ・キュウリのみ。それに黒コショウをまぶした飾り気のない構成である。
しかしながら、そのシンプルさが良い。オーダーごとに焼くパティは肉感が強く、噛むごとに旨味が口に広がる。
食べ始めてしばらく気づかなかったが、実はパティの下に敷かれたオーロラソースがとても美味しかった。これもまた当然店で仕込んだもので、甘味と酸味のアクセントが肉の美味しさを引き立てている。
お店では注文時に、食パンか丸パン(+20円)を選ぶことができる。100%バーガーは食パンで、100%チーズバーガーは丸パンで頼んだ。
チーズバーガーも同じく肉感が強く、コクのあるチーズがパティを優しく包み、味の一体感を演出。レタスやトマトなどは入っていないけど、その分、素材の美味しさをダイレクトに感じることができた。
低価格で提供するための工夫を行っており、たとえばイートインは紙皿を使って洗う手間を省いている。そのほかにも従来のチェーン店では見られない運営方法で、「安くて美味しい」にこだわっているのだ。
ファストフードが「ファスト」でなくなりつつあるなかで、JB’sは新しい風を起こしてくれる予感。今後の店舗展開に期待したい。
・今回訪問した店舗の情報
店名 BAKERY & BURGER JB’S TOKYO 代々木本店
住所 東京都渋谷区代々木1-33-3
時間 11:00〜22:00(L.O. 21:30)
定休日 なし(年末年始)
参考リンク:JB’S TOKYO
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24