
2026年8月、松屋系列のとんかつ店「松のや」が一風変わったメニューを発売している。その名も『ロースかつ “白” 麻婆ライス』──。単なる麻婆ではなくホワイト仕様の麻婆ライスであるらしい。
赤や黒ならイメージできるし、素直に「おいしそう」と思える。ただ “白麻婆” とはいったい? 正体を確かめるべく、松のやで『ロースかつ 白麻婆ライス』を食べてみることにした。
・白麻婆とは
まあまあの頻度でヘンテコなメニューをぶっ放す「松屋」系列とあって、松のやも稀に奇抜なメニューを展開している。タイの豚のから揚げ「ムートート」などはその最たるものだろう。
だがしかし、ムートートはまだしっかりしたモデルがあったが「白麻婆」とは? あくまでイメージでしかないが「やや味がボヤけた麻婆」っぽい気配がするのは気のせいだろうか?
発表によれば『ロースかつ 白麻婆ライス』は豆乳仕立ての麻婆のようで、まろやかさが特徴であるそう。一方で花椒の刺激を効かせた麻婆でもあるらしい。
まろやかなのに刺激的な麻婆など、いいとこ取りすぎる気もするが実際のお味は? なお、価格は890円で、カツなしの「白麻婆ライス」が690円とのことである。
・気を付けて
で、ここで1つ重要な注意点をお伝えしておきたい。『ロースかつ 白麻婆ライス』は松屋との複合店は取り扱いなし! つまり「松のや」単体か「マイカリー食堂」との複合店のみの販売となっている。
それを知らずノコノコと「松屋・松のや」に行ってしまったことはさておき、いざ単独展開の松のやで『ロースかつ 白麻婆ライス』をオーダー。謎の白麻婆を確かめる時が来た。
・確認作業
んで、実際に食べてみると白麻婆とは「ニンニクの主張が強い豚ひき肉のあん」といった感じ。それもそのハズ、豚肉・豆腐・にんにくの芽が主な具であるため、当然のようににんにくのパワーはすごい。
また豆乳の効果なのか、確かに口当たりはまろやか。一般的な麻婆豆腐とは違って辛さの成分はないが、豚の旨味と塩分が強いため「ごはんが進むあん」であることは確かであった。
さらに「花椒」はよく言えばお上品かつほのか。悪く言えば貧弱で、そこまで気配を感じない。公式発表とは違い白麻婆は「豚の旨味・にんにく・塩分」で構成された味わいという印象だ。
・松屋向き
加えて言うとトンカツとの相性が特に良いとは思わなかったので、どちらかといえば松のやではなく松屋向きのメニューかもしれない。もちろん悪くもなかったが、特にトンカツが必要だとも思わなかった。
仮に単独の「白麻婆ライス」を松屋で発売したとして、690円ならば需要はある気がする。ガツガツ食べ進められる濃いめの味わいであり、辛いものが苦手な人にはおあつらえ向きなメニューではないだろうか?
結局のところ「白麻婆」を手短に説明することは非常に難しい。それでもあえて言うならば、旨味もにんにくも塩分も強い「松屋味」と表現するのが最も適切であろう。
参考リンク:松のや
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.