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幻想的な提灯が夜空に揺れる秋田竿燈まつり!『ゴールデンカムイ』コラボイベントに行ってきた

7分前

東北三大祭りのひとつ、秋田竿燈まつり。「どっこいしょ~」のかけ声とともに、夜空に幻想的な提灯の明かりが揺れる夏の伝統行事だ。そんな竿燈まつりとTVアニメ『ゴールデンカムイ』がコラボ!

なんといっても秋田県はマタギの谷垣源次郎の出身地だ。これは縁も深いだろうと、イベント&竿燈まつりを見学してきたのでレポートしたい。


・TVアニメ『ゴールデンカムイ』×秋田竿燈まつり

仙台七夕まつり、登別地獄まつり、青森ねぶた祭と北日本を巡ってきたコラボ企画の第4弾が、秋田にやってきた。内容は大きく分けて2つ。描き下ろしビジュアルのキャラクターパネル展示と、ポップアップショップだ。


会場はJR秋田駅から徒歩5分ほどの複合施設「アトリオン」。美術館や音楽ホールなどが入り、誰でも気軽に入館できる施設だ。


吹き抜けの広々とした地下ホールに、竿燈の衣装に身を包んだ躍動的なスタンディが並ぶ。

キャラクターがほぼ等身大なので、竿燈も含めた全長は3メートル以上あるか。かなり大きく、この会場でなければ入らなかったのではと思うほど。


杉元、アシリパ、白石の3人は演奏を担当する「囃子方(はやしかた)」のようだ。伝統的に竿燈の「差し手」は男性のみだそうだが、昭和後期に囃子方への女性の参加が許されたそう。後述する実際の祭りでも、囃子方は女性が多かった。


すぐ近くではキャラクターの名前入りの提灯で、竿燈を再現していた。


同じフロアの「秋田県産品プラザ あきたの」に、ゴールデンカムイのポップアップショップがオープン。定番のアクリルスタンドからキーホルダー、Tシャツや手ぬぐいまで、さまざまなグッズが並んでいた。モチーフは前述の竿燈まつりと、秋田犬のちびきゃら。


買っちゃうよね。秋田犬カワイイからね。それぞれのキャラクターの性格が出ているようなポージングもまたよし。


・日が暮れるまでは秋田観光を

せっかくなので秋田観光も楽しみたい。前述のアトリオンの向かいには、久保田城の跡地を公園化した「千秋公園」がある。


この季節、お堀はハスが満開だ。水面に浮かぶように遊歩道が伸びていて、間近で鑑賞できる。全国に城下町はあるけれど、お堀とハスの組み合わせはちょっと珍しいのではないだろうか。

きれいだが、集合体恐怖の方は果托(かたく)に注意。ボコボコと穴が開いたようなビジュアルはなかなかの迫力だ。ご興味があれば検索を……


時代的に呼称が少し心配になってしまう「ババヘラ」は夏の秋田名物! 目にも留まらぬスピードで、花びらのようなバラ盛りにしてくれる。


・美しさや安定感を競う竿燈妙技大会

牛山たちはいとも簡単に持ち上げていた竿燈だが、実は「妙技」と呼ばれるほど熟練が必要な芸能だ。昼のあいだは交流拠点「エリアなかいち」の広場で技を競う大会が行われる。

竿燈は一番大きな「大若」で長さ12m、重さ50kgにもなるという。人から人へ受け渡すだけでも大変で、「ととととと」と走りながらバランスを取る。


月島がやっている「肩」は、最も覚えやすい基本の技とされる。

牛山がやっている「額」は、観客も盛り上がるヘビー級の技。が、もちろん牛山のように直立不動ではできず、慎重に前後左右にバランスを取りながら静止する。その瞬間は観客も息をのんで見守る。牛山、体幹強すぎる……


谷垣がやっている「腰」は熟練の大技。演技のなかでもクライマックスとされる。


谷垣が生まれた阿仁(あに)は、竿燈まつりの舞台の秋田市からはだいぶ遠いため、参加したことはないと思うけれど、やはり秋田っ子の血?


・夜の竿燈まつり本番

日が暮れてきた。JR秋田駅から秋田市役所へ伸びるメインストリートが歩行者天国となり、竿燈まつりの会場になる。


夕暮れの空に、いっせいに竿燈が立ち上がる光景は感動的だ。提灯がぼんやりと光を放ち、ややスローテンポなお囃子とともにゆらゆらと揺れる。


前述のとおり、バランスを取るために差し手は前後左右に歩きまわる。ときには差し手同士がぶつかったり、竿燈が倒れたりもする。倒れると提灯の火が消えるので、チャッカマンで点灯し直している風景もたまに見られる。

竿燈が倒れるのは「恥」や「失敗」ではなく、「人が相当な練習のうえで演技している」ことの証左で、見ていてとても面白い。自分のほうに倒れてくるとちょっとハラハラするし、上手く立て直せると思わず拍手が出る。

遠くから見ると、ちらちらと揺れる提灯が夢幻的。近くから見ると、差し手と一体になってドキドキできる奥深い祭りだ。


会場の西の端、秋田市役所の駐車場には屋台村がつくられていた。


横手やきそばや比内地鶏ラーメン、秋田の地酒などご当地グルメもたくさんあったので一見の価値ありだ。


今年からの新たな取り組みとして、ドローンショーも披露された。花火と違って市街地の真ん中でもショーができ、大空いっぱいがキャンバスなので見応えがある。とにかく犬カワイイ。


・ポップアップショップは8月26日まで

秋田竿燈まつりは8月6日(木)で終了だが、ゴールデンカムイの展示とポップアップショップは8月26日(水)まで継続。

また、オリジナルグッズは通販サイトで9月6日(日)まで受注する。注文後、11月中旬ごろから順次発送とのことなので時間は少しかかるが、確実に入手できる。

短い夏を惜しむかのような、北国の祭りの余韻を感じて欲しい。


参考リンク:TVアニメ『ゴールデンカムイ』×秋田竿燈まつり特設サイトTVアニメ『ゴールデンカムイ』公式サイト
執筆:冨樫さや
Photo:RocketNews24.

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