
日本酒。米。新鮮な海の幸などがこれでもかと集まる「食の最強帝国」こと、新潟県。南北に長すぎるその広大な大地にいざドライブに行こうとしても、「どこに立ち寄るのが正解か分からない」と迷ってしまう人も多いはず。そんな旅を最高に盛り上げてくれる強い味方が、県内に42カ所もある「道の駅」だ。
今回は、全国900以上の道の駅を巡った私(スーザン。)が、新潟に行ったら絶対にハズせない「オススメの道の駅10選」をご紹介したい。詳しくなくても200%楽しめる見どころが以下の通りだ! ちなみに「上越」は新潟県の南、「下越」は新潟県の北にあるということだけでも覚えてもらえたら幸いだ!!
・『道の駅笹川流れ』
日本海の荒波が作り出したダイナミックな奇岩が連なる、国の名勝「笹川流れ」のド真ん中。素晴らしい景勝地がひたすら続く最高のドライブコースを進んだ先、夕日と荒波が織りなす絶景の特等席に位置するのがこの駅だ。
なんとJR羽越本線の「桑川駅」と合体しているという、全国的にも極めて珍しいハイブリッドな構造が大きな特徴で、観光列車も停まるほど人気のスポットだ。
車を降りてまず驚くのは、目の前に広がる驚異的な透明度を誇る日本海。天気が良ければ、はるか沖合に美しく浮かぶ「粟島」の姿をはっきりと望むことができる。さらに夕暮れ時には、世界中が黄金色に染まる極上の夕日が空を焦がし、2階の展望デッキから遮るもののない大パノラマでその絶景を一望できる。
もちろん、グルメも超一級品だ。獲れたてピチピチの新鮮な海の幸を使った海鮮丼や生牡蠣は、一口食べれば言葉を失うほど絶品。そして食後の締めには、名物「日本海ソフトクリーム」を注文してほしい。あまりの旨さと絶景に、ドライブの疲れが消え去るほどの衝撃を受けるぞ!
道の駅名 『道の駅笹川流れ』
住所 新潟県村上市桑川891-1
営業時間 9:00~18:00(※季節・施設により異なる)
定休日 毎月最終水曜日(11月~3月は、毎週水曜日)
・『道の駅燕三条地場産センター』
世界に誇るものづくりのまち「燕三条」のド真ん中にあるこの駅は、まず外観からして我々の知る道の駅とは一線を画している。広大な敷地にそびえ立つ建物は、まるで市役所や合同庁舎のような超お堅い雰囲気。しかし、一歩中へ足を踏み入れると、そこは物欲を激しく刺激する「金属器の超巨大テーマパーク」なのだ!
奥行きのあるスペースに、この町らしい職人の魂と伝統の技が注ぎ込まれた包丁やカトラリー、さらには最先端のテクノロジーが息づく超高機能な鍋や工具など、約10000点ものアイテムが産地価格で大集結。
見ているだけで職人たちのプライドがビンビンに伝わり、お土産選びがノンストップで楽しくなる。もちろん、地酒やブランド米コシヒカリ、越後銘菓など、新潟ならではの美味しい味覚もバッチリ網羅されている。
そして、この駅の格をさらに引き上げているのが、併設されたレストラン「燕三条イタリアンBit 燕三条本店」だ。地元の最高に新鮮な野菜や食材を美しく調理したイタリアンは、思わずため息が出るほど上品で本当に美味しい。
しかも、店内のテーブルや照明、お皿からフォーク・スプーンに至るまで、全てが燕三条メイド。「ものづくり文化」を、五感で丸ごと体感できる大人な道の駅にびっくりすること間違いないだろう。
道の駅名 『道の駅燕三条地場産センター』
住所 新潟県三条市須頃1-17
営業時間 9:30~17:30
定休日 第1水曜日、年末年始
・『道の駅いりひろせ』
魚沼のさらに奥、福島県境へと続く豪雪地帯の美しい里山にひっそりと佇む隠れ家的な道の駅。すぐ目の前には神秘的な輝きを放つ「鏡ヶ池」が広がり、四季折々の水辺の景色が訪れる者の心を芯から解きほぐしてくれる。ここを紹介するとは、我ながら渋さを感じる良いチョイスだ。
もしあなたが「米どころ新潟で、極上のおせんべいに出会いたい!」と願うなら、迷わずこの道の駅をチョイスすべきだ。なんとここでは、自社生産された最高峰のブランド米・魚沼産コシヒカリ『惣五郎』を贅沢に生地に使用した惣五郎せんべいが味わえるのだ。
地元のお母さんたちが1枚1枚丁寧に手焼きして味付けしたおせんべいは、パリッとサクサクで、噛むほどに本物のご飯の豊かな香りと甘みが口いっぱいに広がっていく。
味のラインナップは驚きの全8種類! お米本来の風味がダイレクトに鼻に抜ける「素焼き」をはじめ、コクとまろやかさがたまらない自家製タレの「たまり」、お茶請け定番の「こいくち」、新潟特産・笹川流れの塩を贅沢に使った「ほの塩」、丁寧な二度塗りで上品な甘さの「砂糖」、磯の香りがふわっと広がる「あおさたまり」、そして豊かな香りで人気No.1に君臨する「ゆず七味」や、辛党の脳髄を突き刺す刺激的な「こって辛」まで、どれも個性が爆発している。これぞ新潟ドライブ旅の醍醐味だ!
道の駅名 『道の駅いりひろせ』
住所 新潟県魚沼市大栃山356-2
営業時間 9時~17時 ※12~2月は9時~16時
定休日 12月31日、1月1日 ※12月~2月は木曜定休
・『道の駅加治川』
かつて「東洋一の桜堤」と称えられた加治川の桜並木に隣接し、爽快なロケーションを誇るこの駅は、リニューアルを経てピクニックをモチーフにした最高にお洒落な空間へと劇的な生まれ変わりを遂げた。
なんとこちらの名物駅長は、元キャビンアテンダント! 機内食やおすすめワインが並んでいたり、オリジナルのピクニック用品からとびきり可愛い雑貨、厳選されたお土産までがズラリと揃う。こだわりが見える素敵なお洒落空間を展開する道の駅だ。
もちろん、農産物直売所も驚くほどハイクオリティ。地元農家から毎日届く採れたてで超新鮮な野菜や天然の山菜、彩り豊かな美しいお花が所狭しと並ぶ。まさに新潟の季節をまるごと五感で味わえるそのラインナップは、買い物客のテンションをマックスにさせてくれるはず。
そして、お腹を空かせたドライバーを待ち受けるグルメの数々も超高水準! 館内のベーカリーでは、職人がこだわり抜いた手作り・焼き立てのパンが並び、特に春の訪れを感じさせる看板商品の『さくら食パン』や、アツアツのオリジナルピザは絶対にハズせない大人気メニューだ。
さらに、併設のレストランでは地元の旨味が溶け込んだ至高の名物『加治川ラーメン』や、ふっくら握られた極上の『おむすび定食』なども味わえる。お洒落なピクニック気分に浸りながら絶品グルメに溺れ、お土産ハントも楽しめる、すべてがハイレベルな新時代の優等生駅である!
道の駅名 『道の駅加治川』
住所 新潟県新発田市横岡1147
営業時間 9:00~17:00
定休日 第3火曜(サクラベーカリーは毎週月・火曜)
・『道の駅たがみ』
2020年にオープンしたこの駅が目指す合言葉は、「やさしい道の駅」。単なる休憩施設を超え、町民にもドライバーにも超絶やさしい感動のオアシスだ。地域のお年寄りのための宅配サービスや交流スペースの完備、太陽光発電や防災機能の充実、更にはユニバーサルデザインまで、徹底的な “やさしさ” が施設全体に満ちあふれている素敵な道の駅だ!
この駅を訪れたら絶対に押さえておきたいのが、田上町が誇る名物・梅である。まず、ブランド梅として名高い『越の梅(こしのうめ)』は、種が小さく果肉がぎっしり厚いのが特徴。
写真映えするきれいな緑の「梅ソフトクリーム」や、甘じょっぱさが衝撃的な中毒性を生む「うめ味噌ソフト」は、ドライブの疲れを一瞬で吹き飛ばす酸味がたまらない大人気スイーツだ!
他のグルメも絶品メニューの数々。新潟名物の甘辛いタレが衣にじゅわっと染み込んだタレカツ丼はご飯が止まらなくなる安定の旨さ! さらに、スパイシーな香りが食欲を刺激するスパイスキーマカレーなど絶品飯が揃っている。居心地の良い空間で、絶品グルメと地域の恵みをじっくり噛み締める。田上町の温もりがギュッと詰まった、癒やしの優良駅だ!
道の駅名 『道の駅たがみ』
住所 新潟県南蒲原郡田上町原ケ崎新田3072ー1
営業時間 9:30~17:00(※12月〜3月は10:00〜16:00まで)
定休日 毎月第2火曜 12/31~1/2
・『道の駅うみてらす名立』
新潟県上越市、名立港に隣接する国道8号沿いに位置するこの駅は、「食べる・遊ぶ・くつろぐ」のすべてをハイレベルで満喫できる、まさに “道の駅界のテーマパーク” だ。一般的な休憩スポットとは一線を画し、ここを旅の目的地として人が集まるのも納得の圧倒的スケールを誇る。
この駅の特徴は沢山あり、名立港直結の『うみ市場』や『名立港食堂』では、その日に上がった初夏の地魚、カツオ、甘エビなどの一級品海鮮グルメをリーズナブルに堪能。
お腹を満たしたら、夏限定の流れるプールやスライダーを揃えた本格ウォーターパーク・うみてらすプールへ直行! 全天候型の屋内エリアもあるため雨でも猛暑でも1日中アクティブに遊べるぞ。
さらに遊び疲れた身体を癒やすのが、日本海を一望できる大パノラマの絶景展望露天風呂を備えた名立の湯『ゆらら』だ。絹の湯やサウナでドライブの疲れを本気でリセットした後は、なんとそのまま敷地内の全室オーシャンビュー『ホテルうみてらす名立』に宿泊可能!
「遊ぶ・食べる・温泉・泊まる」が完結し、運転から完全に解放されて夕日と地酒に酔いしれる、究極のリゾート体験が叶うすごい道の駅だ!
道の駅名 『道の駅うみてらす名立』
住所 新潟県上越市名立区名立大町4280ー1
営業時間 24時間(※施設・店舗により異なる)
定休日 不定休
・『道の駅新潟ふるさと村』
新潟市の中心部近くにどっしりと構える、県内最大級にして新潟の全ての魅力が強制集結した規格外のメガステーション。観光お土産の殿堂であるバザール館と、新潟の歴史や雪国の暮らしを体感できるアピール館という2つの巨大なドーム状施設で構成されており、とにかくその圧倒的な規模感に誰しもがド肝を抜かれるはずだ。
館内へ一歩足を踏み入れると、そこはまさに食のテーマパーク! 魚沼産コシヒカリ、日本一の酒どころが誇る地酒、笹団子、へぎそば、ヤスダヨーグルトなど、新潟が世界に誇る名物が隙間なくズラリと並び、お土産ハントの物欲が爆発する。
さらにグルメファン感涙なのが、新潟名物のラーメンが一堂に会する飲食ブースだ。コク深い新潟あっさり醤油ラーメンから、濃厚な背脂醤油、から揚げがドカンと乗った名物カレーラーメンまで、ここへ来れば新潟を目や舌で理解できるぞ!
さらに、四季折々の花々が咲き誇る広大な庭園や、新潟の雪体験・文化展示など、食べる・買うだけでなく見て遊べるエンタメ性も完璧。
新潟ドライブの最初、あるいは最後に立ち寄って一網打尽にお土産とラーメンを制覇するのに最適! ちなみに新潟県出身の後輩はここが道の駅とは知らなかったぞ。それほど新潟に根付いている施設なのだ!
道の駅名 『道の駅新潟ふるさと村』
住所 新潟県新潟市西区山田2307
営業時間 9:00~17:30(※季節・施設により変更あり)
定休日 年中無休
・『道の駅R290とちお』
全国のB級グルメファンや食いしん坊たちが、ここの味を求めて国道290号線をひた走る「油揚げの聖地」がここだ。のどかな栃尾の山あいに位置し、駐車場に車を止めた瞬間から香ばしい香りが漂い、ドライバーの食欲をダイレクトに挑発してくる。ここを知らずして新潟県は語れないグルメが集まっている。
四の五の言わずに喰らうべきは、言わずと知れた新潟の誇る名物「栃尾のあぶらげ(油揚げ)」だ。一般的な油揚げの約3倍、まるで厚揚げのような分厚さと巨大さを誇る逸品を、ここではなんとサクサク揚げたてでそのまま堪能できる。
外はカリッカリ、中は驚くほどフワフワ。職人が揚げた直後の一番美味しい状態を味わうなら、賞味期限はわずか30秒! ハフハフと口へ放り込めば、熱々の香ばしさと大豆の濃厚な旨味が爆発する。
さらに館内のレストランでは、この至高の油揚げを主役にした「油揚げ焼き定食」や、出汁がじゅわっと染み込んだ「油揚げ煮定食」までラインナップ! 油揚げで米を食う。そしておつまみにも最適。全国に知ってほしい新潟屈指のローカルグルメを心ゆくまで堪能できる、食いしん坊必訪の道の駅だ。
道の駅名 『道の駅R290とちお』
住所 新潟県長岡市栃尾宮沢1764
営業時間 9:00~17:00(1月、2月の平日は10:00 ~ 16:00)
定休日 12月31日~1月1日
・『道の駅朝日』
新潟県の最北端、山形県との県境近くに位置し、豊かな緑と清流に囲まれた巨大複合施設『朝日みどりの里』の中にある超豪華なオアシス駅。長距離ドライブで疲弊した肉体と魂をフルパワーで回復できる、神がかった設備が完璧に整っている。
ここの最大の自慢は、館内に併設された本格的な日帰り天然温泉・まほろばの湯だ。さらさらとした肌触りの良質な湯に身をゆだね、広々とした露天風呂で爽やかな風を感じれば、運転の疲れなんて一瞬で吹き飛んでしまう。
さらに敷地内には宿泊コテージが完備されているのだが、なんとコテージのお部屋のお風呂でも天然温泉を楽しめるという贅沢すぎる仕様! プライベートな空間で温泉を満喫してそのまま眠りにつく極上のステイが叶うのだ。
直売所には、村上市が誇る伝統の「塩引き鮭」や銘酒など、村上市の魅力がこれでもかと凝縮されてズラリと並ぶ。そしてお腹を空かせて駆け込みたいレストランでは、朝日豚ロースたれカツ丼が大人気! 北の玄関口にして、新潟の温泉・自然・美食の魅力を一網打尽に満喫できる、マニア激推しの極楽駅だぞ!
道の駅名 『道の駅朝日』
住所 新潟県村上市猿沢1215
営業時間 9:00~17:00(※温泉は10:00~21:00)
定休日 施設により異なる
・『道の駅 SORAIRO 国上』
燕市が誇る霊峰「国上山(くがみやま)」の美しき麓に位置し、2022年に「自然と遊ぶ、道の駅。」をコンセプトに大リニューアルを遂げた最先端の滞在型道の駅! 洗練された木の温もりあふれる館内と広大な自然が融合し、ここを訪れること自体が旅の目的になる新感覚のアウトドアステーションだ。
直売所には毎朝契約農家から届く新鮮な野菜や果物、ショーケースに並ぶ和菓子などが美しくズラリ。さらに「ものづくりのまち・燕三条」ならではの職人技が光る金属洋食器やチタンタンブラー、お洒落なキャンプギアが並び物欲を激しく刺激する。
グルメも超充実で、ソウルフード「燕三条背脂ラーメン」をはじめ、へぎそばやタレカツ丼、燕三条ラーメンをおにぎりにした変わり種まで勢揃い。外では黄色いスクールバスを活用したベーカリーや本格窯焼きピザ、大人気ソフトクリームまで楽しめて胃袋がいくらあっても足りないほどだ。
さらに、ワンコインで露天風呂やサウナを楽しめる併設の天然温泉「てまりの湯」や、開放的な「足湯テラス(夏は冷たい足水に!)」、手ぶらBBQ&デイキャンプエリアに遊具豊富な公園まで完備。特にこの時期の冷たい足湯は気持ちよすぎて顔を洗いたくなってしまう!
遊んで、喰らって、温泉で整う。大人から子どもまで1日中遊び尽くせる、新潟ドライブのフィナーレにふさわしい至高の目的地だぞ。
道の駅名 『道の駅 SORAIRO 国上』
住所 新潟県燕市国上5866-1
営業時間 10:00~18:00(※温泉は10:00~21:00、土日祝朝風呂6:00~)
定休日 施設ごとに定休日が異なる
・新潟県の道の駅とは
新潟県の道の駅は、ただの休憩所としての枠を完全に超え、それぞれが独立した「最高の目的地」としてのポテンシャルをビンビンに放っている。
日本海のダイナミックな絶景、湧き出る極上の温泉、職人技が光る伝統工芸、そしてお米やラーメン、海鮮に油揚げといった至高の美食……自分の好みに合わせて最高のドライブコースを組み立てられるし、どこを切り取ってもオススメだらけだ。
夏は始まったばかり。ぜひ次の週末は、愛車のエンジンをかけて新潟の新時代の風を感じに行ってみてほしい! 次回のエリア紹介もお楽しみに!!
参考リンク:YouTube「拝啓、道の駅から」
執筆:スーザン。
Photo:Rocketnews24.
▼YouTubeチャンネル「拝啓、道の駅から」をやっています。ここで紹介しきれない新潟県の道の駅をランキングで紹介しているので気になった方はチェックしていただけると幸いです。1位は君の目で確かめてほしい。
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