
最近SNSで、銀座にある商業施設についての気になる投稿を目にした。それは旧東急プラザ銀座(現GinzaNovo(ギンザノボ))に入居するテナントが少ないというものだ。
数寄屋橋交差点にあるガラス張りの建物の中がスカスカ? 私(佐藤)は久しく足を運んでいないのだが、あの場所でそれはないのでは?
そう思って久しぶりに建物の中に入ってみたところ……。たしかに営業している店舗は、以前に比べて少ないかも。それよりも気になったのは、退去したスペースに掲出されていた閉店の挨拶についてだ。
その挨拶は最近のものではなく、すでに数カ月を経ているのに、いまだ新しいテナントが入っていないのである。これは一体……。
・開業から10年
ここは以前「東急プラザ銀座」という名前であった。今も変わらずその名前のままだと勝手に思っていたら、昨年2月に香港の投資会社が土地と建物を取得して、同年12月に施設名が「GinzaNovo」に変わっていたそうだ。
全然気づかなかった。しかも2016年の開業から今年で丸10年になるとはね。
私は開業直後に足を運んでいる。その時のことは割と鮮明に覚えているのである。というのは、2026年3月31日は「iPhone SE」(初代)の発売日だったからだ。
このときiPhoneSEがまったく話題にならなかったのは、東急プラザ銀座が同日にオープンしたからではないか? と勝手に勘ぐっていたのだ。後日、地下1階に出店したタリーズの新業態のお店についてレポートしている。
・いつの間に名前が
あれから10年、その間に私は何回くらいここを訪ねただろうか? それほど少なくはないはずだが、それでも最近は足を踏み入れることはなかった。
気づけば、いつの間にやら外資に買収されて、馴染みのない名前に変わってしまっていた。
・唯一の混雑店は
それで中に入ってフロアガイドを見たところ、以前と比べてずいぶん営業店舗が少なくなったことがすぐに見てとれた。たしか開業時には、ファッション・ライフスタイル・フード・レストランなど、120店舗以上が出店していたはず。
現在営業中のお店がどれだけあるのか数えなかったが、目についたのは「CLOSE」の文字だ。店舗名の上から貼り紙がされている。それがザっと見て10個以上あった。
中には閉店日が記載されたものがあり、それが2月とか3月になっている。つまり、数カ月間新しいテナントが入っていない。ということは、閉店日が書かれていない店舗はいつ閉店したというのか? それ以前じゃないのか?
そして7階が丸々空いている。ワンフロア埋まっていないのだ。各フロアを歩いてみると、空きスペースが目立つ。見るからに結構厳しい状況。
だが、レストランフロアで異常に繁盛しているお店が1軒あった。10階の「回転寿司根室花まる」である。そこまでのフロアは比較的混み合っている様子はなかったのに、ここだけ行列。チラリと店頭の予約端末を見たら11組待ちとなっていた。平日昼間でこの人気ぶり。さすがというべきか。
日本人客だけでなく、海外からの観光客も並んでいたので、内外を問わずブランドに対する信頼はかなり厚いのだろう。11組なら私も並ぼうかなと思ったくらいである。
いずれにしても、銀座の一等地でこの空き状況はよろしくないのではないかな~。場所は悪くないのに……。この先、どうなってしまうのか? 気になるところである。
参考リンク:Ginza Novo
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24