
コロナ禍をきっかけに一気に全国へ広まったのが、冷凍餃子の無人販売。その中でも、関西を中心に見かけるのが『大阪ふくちぁん餃子』だ。
無人販売での価格は、36個入りで税込1000円。すでに十分安いと思うのだが……実は大阪にある工場の直売所では、さらに安い「18個390円」で手に入るらしいのだ。
マジかよ! そりゃ行かない手はないぜ~っ!!!!
・大阪の定番『大阪ふくちぁんラーメン』
実をいうと、ふくちぁん餃子を当サイトでご紹介するのは今回で2回目。
以前は餃子好きの編集長・羽鳥と原田が都内の無人販売店で購入している。
結果は「中身の餡は普通で突出こそしていないが、逆にそれが老若男女どんな人でも合う」「どこか特徴があるというよりは卒なくプレーをこなす上手な選手」と高評価。36個入りで税込1000円という安さにもかかわらず、様々な餃子を食べてきたマニアも納得の味であった。
2人ほどではないが、実は私自身(高木)もかなりの餃子好き。関西在住ということもあり、ふくちぁん餃子は前から気になっていた。
そもそもこの店は餃子専門店ではなく、大阪で定番人気のラーメン屋さん。そして さらに気になることには、ラーメン屋のメニューを製造する工場に直売所が併設されているらしいのだ。
無人販売所の冷凍餃子も十分安いのだが、工場直売所はそれを上回る激安価格らしい。……一体どれだけお買い得なんだろう!? 想像もつかない!!
いてもたってもいられず、現地へと飛んで行った。
・外観はただの工場なのに…
やってきたのは大阪府大東市。
Googleマップを見ながら現地に着いたものの、「はて?」と首をかしげた。工場直売とは聞いていたが、どう見てもここはただの工場。
無人販売所のような独立した建物を想像していたため、ギャップに戸惑ってしばらくその場で固まってしまった。
しかしよく見ると、手前のプレハブに「←工場直売所」と書かれた看板がある。
なるほど、この中で販売しているんだね。
そう思って近づくと、
おや? またしても首をかしげた。
結局プレハブではなく、工場の建物に直売所へのドアが備え付けられているではないか。
うっ、この中に入るのか……。工場の廊下を歩いたり従業員の人とすれ違ったりしなきゃいけないのかな。一般人が入っても浮かないかな。
人見知りが爆発して心臓がドキドキ。しかし、そんな心配はあっけなく解消された。
ドアを開けてすぐ左手に冷凍のショーケースが置かれていたのだが……
今さっき、外から見えてた場所やんけ~~~っ!!!!
──ということで、結論 何も心配をする必要はない。平日であれば買い物客が少ないため多少目立つが、スタッフさんはみんな非常に優しく丁寧。気軽に買い物できる良い直売所だった。
・中華お惣菜がお買い得価格!
さて、この直売所で取り扱っているのは冷凍餃子だけではない。
店で提供しているものと同じ、ラーメンスープ10種類・生めん・チャーシュー・点心などを中心に中華系のメニューが20種類以上。しかも、さすがは工場直売。どれも安いのだ。
例えばチャーシュー(800g)が税込980円だなんて、スーパーで未調理の豚肉ブロックを買うのと大差ない。ラーメンスープが1杯 税込180円っていうのも破格。全種類買って帰りたいぐらいだ。
ひとつ注意点を挙げるならば、保冷バッグと保冷剤は自前ということぐらいじゃないだろうか。
そんな中から、今回私が購入したのはこちら。(カッコ内はすべて税込み価格)
・冷蔵生麵2玉(180円)
・餃子18個入り(390円)
・ちゃんぽんスープ(180円)
・冷蔵キムチ(200円)
・豚バラチャーシュー(980円)
・大粒しゅうまい(390円)
・どて煮(550円)
合計7点で、2870円。これらを使って、今から私の理想の中華定食を作っていくぜ!
・これが俺の中華定食だぁ~っ!
私の理想の中華定食とは、ガッツリボリュームで味も油も濃い濃い盛り合わせ。
賛否あるとは思うが、個人的には白飯は不要。「ドカーン!」「バコーン!」と効果音が鳴りそうなほどにインパクトのある、自炊では絶対に作らない組み合わせがベストだ。
ふくちぁん餃子の力を借り、そんな理想の中華定食を現実世界に降臨させたのがコチラ。
うぅ~~~ん、超ボリューム! 最高っ!!
食レポに見せかけた、フードファイトがスタートした。
さすが大阪No.1を名乗るだけあって、餃子は安定の美味しさだ。
餡にはジューシーな肉汁とたっぷりの野菜、ニンニクも結構効いている。安い餃子にありがちなスカスカ感はまったくなく、ひとつ食べるだけでも思わず唸る満足感だ。
そんな餃子のインパクトに負けないのが、ちゃんぽんスープ・生麺・豚バラチャーシューを組み合わせて作ったチャーシュー麺。
豚骨ベースのスープは、見た目のサラサラ感に反してコッテリと濃い味。一度食べたら病みつきになるようなコクの強さは、インスタントや濃縮還元では絶対に再現できないだろう。
さらに素晴らしいのが角煮だ。
味がしっかりと染み込み、箸で簡単にほぐせるほどにやわらかくトロける。これを自宅で作ろうと思ったら、どれだけの時間と手間がかかるだろう?
箸休め的に楽しめるのは、酸味があり意外と(と言ったら失礼かもしれないが)本格的なキムチと、甘くて優しい味のシュウマイ。
自分で組んだ定食ながら想像以上にガッツリで、若干の胃もたれを感じながらも大満足。しばらくはサラダだけで生きていけそうなほどに心の栄養を摂取できた。
・工場祭はさらにお得!
さて、中華定食を作るにあたってひとつ気付いたことがある。
今回の定食は全4品。冷凍食品を湯煎・電子レンジ・フライパンで解凍をしただけなのだが、調理中の30分間は目が回りそうな忙しさ。
加えて初夏の気温とフル稼働のガスコンロの熱に当てられ、料理が完成する頃にはすっかり汗だくになっていた。
いくら直売が安くてお得とはいえ、これだけの料理をただ待っているだけで食べられるなんて。外食ってすごいな……と改めて実感した次第だ。
なお今回訪れた工場では、毎月月末の土日に工場祭を開催しているとのこと。野菜や中華総菜がさらなる破格で買えるそうなので、近隣の方はぜひ行くべし!
・今回ご紹介した施設の詳細データ
名称 大阪ふくちぁんラーメン 工場直売所
住所 大阪府大東市新田中町4-11
時間 月〜土曜日11:00〜16:00
休日 日曜日 ※月末の土日は工場祭が開催
参考リンク:大阪ふくちぁんラーメン
執筆:高木はるか
Photo:RocketNews24.
▼食べきれなかったので「どて煮」は後日解凍しました。トロトロと粘度が高くて甘い煮汁が、牛すじやこんにゃくによく絡む