
今、日本で花開くガチ中華。定義ははっきり決まってないけど、大枠では「中国人が現地の味を提供しているお店」を指すケースが多い。その定義でいくと、華僑や華人は世界中にいるわけだから、日本以外にもガチ中華店はあるわけだ。で、通りかかった時に少し違うものを感じたのがJR駒込駅前にある『ヤミーダック』である。
看板にはマスコットキャラクターも描かれておりガチ中華の無骨なオーラよりも軽いノリ。だが、よく見るとガラス越しに吊るされているのは鶏の形状のままのローストダック。この店は一体……?
・よく見たら衝撃
私(中澤)がこの店の存在に気づいたのは、先日、『幻の卵屋さん』に行った時のこと。まず、JR駒込駅で降りることが少ないから、こんな店がロータリーに存在することも知らなかった。
それにつけても、山の手線の駅のロータリーにガチ中華っぽい店があるって地味に珍しい。最初は立地から興味を持って足を止めたわけだが、看板に描かれたマスコットをよく見てみると……
ダックのキャラがローストダックを持っている……!
・深く考えてはいけない
深く考えちゃいけない感じに実にガチ感が漂っていた。本場のチェーンがひっそり上陸しているのだろうか? そこで調べてみたところ、どうやらこの店、オーストラリア系ガチ中華のようなのである。
公式サイトによると、初出店はシドニーで2023年に日本に上陸した模様。グルメメディア「ヒトサラ」の記事によると、創業した料理人チョウイエン氏は中国生まれで、香港スタイルにこだわったローストダックが名物のようだ。
・外国人客しかいない店内
前述の吊るされたローストダックを見ても、ここはダックを食べるべき。そう思って入店したんだけど、券売機で私の前に並んでいた中華系外国人が注文していたのはダックじゃなく……
角煮だった。
実はここ、店内に入ると分かるんだけど豚角煮もある。しかも、バラ肉(ルーロー)だけじゃなく、スネ、ミミ、豚足、軟骨と部位が5種類もあって、前に並んでいた中華系の人は肉を複数チョイスできるメニューである「ロースト肉丼〇種盛り」で角煮祭りを開催していたのだ。それ私もやりたい!
・祭じゃー!
そんなわけで、衝動的に「ロースト肉丼3種盛り」を注文。スネ、ミミ、ルーローをチョイスしてしまった。価格は税込1780円。
肉はご飯量に負けないくらい乗ってる。ルーローファンって買ってみたら画像より肉量が少ないみたいなことが多い飯な気がするんだけど、ここのはそういったガッカリはない。
安いってほどの価格じゃないけど、画像詐欺に会う度に「金払うから角煮祭りさせてくれよォォォオオオ」と思っていた私としては角煮欲が満たせるだけで最高だ。祭りじゃー! 角煮祭りじゃァァァアアア!!
そして、何よりこの量でも飽きない食感のコントラスト。ルーロー以外の角煮が入っている角煮丼を初めて食べたけど、ミミやスネはまた違った食感で色んな部位を選ぶことの価値を感じた。
明らかにダック推しであるこの店だけど、実は気楽に角煮欲を満たすのにも良い店であることが判明した。なお、2026年6月現在、『ヤミーダック』は池袋や高田馬場にも展開されている様子。角煮丼ってなかなかフラッと入って欲を満たせる店がないためまた行きたい。
・今回紹介した店舗の情報
店名 ヤミーダック
住所 東京都豊島区駒込1-38-3
営業時間 11:00~23:00
定休日 無休
参考リンク:ヤミーダック、ヒトサラ
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼気軽に角煮祭が開ける
▼味付たまごは固ゆで