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池袋の老舗『タカセ』で唯一「パン食べ放題」やってる巣鴨店 / 平日限定1200円のランチが安すぎると思う具体的な理由

55分前

JR池袋駅の東口にある老舗ベーカリー「タカセ」をご存知だろうか? サンシャイン方面に向かって歩くとすぐの場所にある。1920年に創業し、池袋に本店を構えている。

豊島区に5軒を構えており、いずれもベーカリーと喫茶・レストランを備えているのだが、5軒で唯一パン食べ放題を実施しているお店がある。それがご紹介する「巣鴨店」である。3階レストランでの食事にパン食べ放題をつけることが可能で、お店で作ったパンを好きなだけ(時間内)食べることができるのだ。

・タカセ唯一のパン食べ放題

タカセの池袋本店は1階にベーカリー、2階に喫茶、3階にレストラン、9階にコーヒーラウンジを備えている。路面店で店頭にもパンを並べているので、利用したことがある人も少なくないだろう。昭和を感じさせる店構えも印象的だ。


私(佐藤)は板橋店にも訪ねたことがある。こちらもまたベーカリー・喫茶・レストランを備えている。タカセグループのお店はどこも、ベーカリーだけでなく飲食店の営業も行っているのである。


それらの中で、もっとも魅力的なサービスを提供しているのが、「おばあちゃんの原宿」と呼ばれる観光名所、巣鴨の地蔵通り商店街にある巣鴨店である。


実は私もこの日利用するまで知らなかった。


タカセ自家製パンの食べ放題をやっていることを。お店で焼いたパンを好きなだけ食べられるなんて、最高じゃない? なぜ今まで気づかなかったのか不思議なくらいだ。



・1200円でパン食べ放題

昼時に訪ねると満席で入店待ち。やっぱり地元の人たちは知ってるんだね、ここがお得だってことをね。観光客らしき人は少なく、近隣に住んでいそうな方々や、働く人たちがほとんど。知られざる穴場だったらしい。

メニューのラインナップは昭和を感じさせる洋食。いずれの料理もセットでパン食べ放題を付けることができる。


利用するなら平日昼がさらにお得。というのは、日替わりランチにパン食べ放題がついているからだ。価格は税込1200円、平日のみ11~15時半まで頼むことができる。ただし4のつく日は日替わりランチをやっていないそうだ。なぜ4の日? 理由はわからないけど……。


この店はパンだけでなく洋菓子の販売も行っているので、オリジナルケーキも充実している。食後に何か頂くとしよう。



・このクオリティで1200円安すぎない?

そんなわけで日替わりランチを注文。この日は、ポークバーグ(和風ソース大葉添え)とカキフライ(タルタルソース)である。

口頭で注文し、お店の人に「パンはセルフで食べ放題ですよね?」と尋ねると、「はい、お好きなだけどうぞ」と言われた。その一言がなんだかうれしかった。では頂きますよ!

中央のテーブルに2つのカゴがあり、それぞれ3種類ずつパンが用意されていた。この時は数が少なかったけど、あとからドンドン追加されていた。

こちらはバターロール・ヨーグルト食パン・塩パンの3種類。


もう1個のカゴにはくるみレーズン・はちみつパン・チーズパン。そしてカゴの隣にはバターまで用意してあった。1200円でこれはかなりお得ですよ。バターまで提供してくれるとは。


まずはバターロール・くるみレーズン・はちみつパン・塩パンの4種を取ってきた。


ほどなくランチも登場。カキフライにポークバーグ、それにサラダがてんこ盛りのワンディッシュだ。


まずは塩バターパンを頂きます。生地はフカフカでまさに作り立ての柔らかさ。塩は思ったほど強くなく、パンの甘さを引き立てる程度。何より、ほんのり温かく焼きたての美味しさをダイレクトで味わえる。


続いてカキフライを一粒頂いてみると、その美味しさに驚かされた。私の中で「パンのタカセ」、「洋菓子のタカセ」という印象が強かったが、なぜレストランを併設しているのか、この一粒で理解した。

洋食店としての実力もしっかりしていて、長年培ったレシピがあるはず。それを強みにほぼすべてのお店でレストランを営んでいるのである。昭和レトロの雰囲気ばかりがもてはやされているけど、料理の腕前もしっかりしている。これで1200円? 安すぎないかと思わずにはいられない。


続いてくるみレーズンパンも頂きましょう。塩パン同様に焼きたての温もりがあり、生地の間から顔を出すくるみの食感が心地よい。


そしてポークバーグ、ハンバーグといえば合挽き肉を使うのが一般的。これには牛肉が使われていないけど、その淡泊な味わいを和風ソースでしっかりカバーして、大葉の香味で彩りをそえている。

下にはマッシュポテトを敷き、それをオーブンで焼き上げている。こう見えてかなり手間と時間のかかった一品。やっぱり1200円は安いと思わざるを得ない。パン食べ放題までついているしね。


1回目のパンを全部食べ終えた後に、ふたたび調達に行くと新しいパンに、アップルロールが加わっていた。生地にりんごとレーズンが織り込まれていて、表面にはアイシング(砂糖と水を練って乾燥させたもの)が施してある。いかにも昭和を感じる菓子パンだ。

そうして満足な食事を終えた。パンは意外と1個が大きく、思ったほどおかわりできなかったけど、それでも十分満足である。


さて、デザートにケーキセット(税込950円)でサバランとコーヒーをお願いした。


シロップをたっぷり含んだふかふかのブリオッシュ。それと生クリームの相性はバツグン。こんな美味しい食べ合わせを一体誰が思いついたんだろうか?

19世紀の美食家サバラン氏にちなんでこの名前がついたそうだが、それも納得。だって、こんな美味い食い合わせはよほど食に貪欲な人でなければ思いつかないだろ。

そんなわけで、タカセ巣鴨店はパン食べ放題が売りではあるけど、それ以外のものも美味しいので、ぜひ利用して頂きたい。日替わりランチとケーキを味わえばその真価がわかるはずである。


・今回訪問した店舗の情報

店名 タカセ 巣鴨店
住所 東京都豊島区巣鴨3-20-16
時間 1・2階9:00~19:00 レストラン平日11:00~16:30 土日祝11:00~16:00、17:00~20:00
定休日 不定休

参考リンク:タカセ
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24

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