
前髪にコンプレックスがある。
そんな人は、意外と多いのではないだろうか?
私もその1人だ。浮くし、割れるし、気づけば真ん中でパカーン、まるで桃太郎である。
乾かし方を工夫したり、重めにしたり、それなりに抗ってきたものの、完全勝利したことは一度もない。
そんな中、インスタで見かけたのが、前髪エクステ。気になる。でもちょっと高いし、失敗したらどうしよう……と、半年悩んだ末、ついにやってみた。
・前髪コンプレックス、わりと根深い
たかが前髪、されど前髪。
割れ・つむじ・うねりなど、前髪に悩んでいる人は多いと思うが、私もその一人。
前髪を作らないという選択肢もあるし、実際そうしていた時期もある。ただ、私はおでこのシワも目立つタイプで、子どもからは「お母さんのおでこ、畑の畝(うね)みたい」と言われたこともある。
なので、ずっといい感じの前髪に憧れていた。
・15分で完成
訪れたのは都内某所のサロン。エクステ自体も初めてなので普通に緊張する。
施術はかなりシンプルで、両面テープのようなもので前髪の内側に毛束を貼っていく方式。多少引っ張られる感じはあるが、痛みはそこまで強くない。
その後カットで整えて、所要時間は約15分。本数にもよるが、私の場合は8000円くらいだった。
・初日に訪れる違和感
施術を終えての感想は、めちゃくちゃ自然。
というか、普通に自分の髪にしか見えない。あの浮き・割れ・隙間がない、憧れの前髪が手に入った~!(でもちょっとガタガタなのが気になる)
そのまま外に出たのだが、この日は風が強かった。ここで、いきなりデメリットに気づく。
風が吹くと、表面の地毛がめくれてテープ部分が見える。つまり、「あ、なんかついてる人」になる。
実際、周りはそこまで見ていないとは思う。でも、自分はめちゃくちゃ気になり、ソワソワする。
アウトドアが好きな私は、正直この瞬間、「やらなきゃよかったかも」と思った。
・でも、これめちゃくちゃ楽では?
ただし、室内では快適そのもの。汗をかいても、脂が浮いても、崩れない前髪は、非常に気分があがる。
そして数日過ごしてみると、このメリットを実感する。朝のセットが圧倒的に楽だし、前髪が整っているだけで、なんとなく全体の髪型も整って見える。
これ、想像以上に大きい。前髪で人生変わる説を唱えたいくらいの気分である。
・デメリットは主に3つ
しかし、やはりデメリットもある。
まず何より、やはり風に弱い。風で取れそうになるとかではないが、屋外での取材、公園、自転車、どれも相性が悪い。
風が吹くたびに前髪を押さえる人になるし、ふとした瞬間にテープ部分が見えていないか気になってしまう。正直、ママ友との立ち話もかなり落ち着かない。
さらに、シャンプーにも気を遣う。思いっきりゴシゴシすることができないので、どこかすっきりしないのだ。
そして、エクステの髪質の影響で、乾かすのにも少し時間がかかるので、めんどくさがりの私には地味にストレスである。
大好きなヘッドスパも前髪を気遣いながらになると思うと、なかなかできなかった。
気になるのが、伸びてきたとき。根元が伸びるにつれてテープが浮きやすくなり、だんだん “なにかついている感” が目立ちやすくなってくる。
一方で、「自分の髪って1カ月でこんなに伸びるんだ」と可視化されるのは、ちょっと面白かったりもする。
・取れたエクステの使い道
美容院では、1~2カ月持つと言われており、実際に最初の束が取れ始めたのは、1カ月後くらいだった。とはいえ、全部一気に取れるわけではなく、1カ月半くらい経過した今も、なんだかんだ持っている。
ちなみに、取れたエクステを見て、友人が「猫のおもちゃにちょうどいい!」と言い出し、そのまま回収されていった。(この後、誤飲しないように対策済)
思わぬセカンドライフである。
・おすすめだけど、私はリピ迷う
もし「前髪エクステおすすめ?」と聞かれたら、答えはYES。
前髪が理想の形になるメリットはかなり大きい。ただし、「またやる?」と聞かれたら現時点ではNO。
理由はシンプルで、外でのソワソワが思った以上にストレスだから。とはいえ、前髪が整う快適さは確実に知ってしまったので……なんだかんだ、またやる可能性はある。
ほかにも、前髪クロスパーマなんてものもあるらしく、技術の進歩ってすごいな……としみじみ思う。
改めてこうやって比較すると、そんな違わないようにも感じるし、結局は自己満足の世界なのかもしれない。でも、それでいいのだ。
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼風が吹くと、一気にソワソワする……
▼遠目では全然違和感のない前髪エクステ
▼第二の人生を送ることになった