
ビーズとワイヤーをねじって、盆栽を作るDIYキット「ネジッテBONSAI(2200円)」が人気らしい。
作れる盆栽の種類も豊富で、松、梅など定番から銀杏、紅葉まで幅広い。
今年、ちゃんとお花見出来てないし、いいかも。
そんな気持ちで、桜の盆栽に惹かれて、ネットショップや売っていそうな店舗に足を運んでみたが、まさかのすべて売切れ。
桜だけでなく、ほかの商品もほぼSOLD OUT状態になっていた。……そんなに話題だったとは。
入手できないと知ると、余計に欲しくなる。チェックし続けること2週間。ようやく、ネットショップで再販され、入手することができた。
ゆるりとお花見を楽しもうじゃないか。
・安定の前途多難
やっと会えたね~という気持ちで、ネジッテBONSAIの桜の箱を眺めていく。
難易度は5段階中2。あまり器用でもないので、友人に頼りながら進めていく。
箱を開封すると、桜色のビーズから春を感じられて、心が躍る。
……と思っていたのも束の間。説明書には、文字が非常に多く、工程もボリューミー。
ミニチュア制作に慣れている人ならいいが、素人視点で見ると高いハードルに感じられてしまう。以前、挑戦したちいかわのペーパーシアターでのトラウマがよぎる。
こいつも可愛い顔してヤバいやつかもしれない。そして、その予感は的中した。
・最初から攻めてくる
説明書を読んでいくと全部合計で20工程近くあることが判明。ちなみに、工程1では、ワイヤーを一定の長さに80本も切る必要があるらしい。
測っては切ると黙々と繰り返していく。
20分後……まだ第1工程の半分も終わっていない。ネジッテBONSAIという名称なのに、ねじる工程にすら到達していない。
先が思いやられるけど、なんとか1時間かけてこの工程を終了することができた。大量の切断されたワイヤーを眺めながら、少しの満足感が漂う。
・やっとねじれる! 私の心と体もねじれる
第2工程からいよいよ、ねじれるぞー。
先ほど、大量に切ったワイヤーに一定数のビーズを通していく。
途中ビーズをこぼしたり、地味に私の心がねじれる。
ねじり始めてから2時間が経ったのに、この工程の20%くらいしか進んでいない。
このままだと、単純計算で2工程目で10時間かかる予想……。最初は楽しかった作業も、腱鞘炎になるんじゃないかという不安を感じるようになってきたぞ。
・ねじって、ねじって、ねじって
そのあとも夢に出てきそうなくらい、ねじっていく。もう一生分ねじったんじゃないだろうか。こんなにねじるのは、中尾彬さんのネクタイくらいじゃないかという状況だ。
ちゃんとお花見してないから、桜を作りたいなという軽い気持ちで作り始めたけど、想像以上に大変である。
ただ、少しずつ形になっていく姿はきれいだし、可愛い。そして、ねじるのもうまくなってきたような。
そして、最後の一歩。
整えて、粘土を詰めて、砂を載せて。
ついに……完成させることができたぁぁぁ!
・今年の桜よ、忘れない
5段階中の難易度2のキットだったため、正直2時間くらいで完成かなと思っていたが、結局、5時間を要するとは。(休憩も挟みつつ)お花見以上に、ビーズを眺める時間を楽しんでしまった。
実際、難しさというよりは作業量が多く、コツコツ積み重ねていけば完成するタイプ。無心になりたいときには、ちょうどいいかもしれない。
今年の桜のベストシーズンを見逃してしまった方は、家で “もう一度花を咲かせる” という選択肢もアリかもしれない。
参考リンク:ネジッテBONSAI
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.
▼ほかにもいろんなシリーズがあるネジッテBONSAI
▼時間がない時や部屋が散らかっている時にはやめておいた方がいいと思う