
2024年10月、サンマルクグループは東京・渋谷に「ベーカリーレストラン」をオープンした。あれから約1年半を経て、最近私(佐藤)はInstagramでこのお店に関する投稿をよく目にするようになった。
どうやら若者の間で人気を呼んでいるという。たしかに美味しいパンのお店ではあったが、当時そこまで若者の関心を惹き付ける要素は、それほど強くなかった気がしたのだが……。
真相をたしかめるために行ってみたところ、お店の仕組みが大きく変わり、昼からパンの食べ放題を実施していたのだ。それもとても魅力的なパンが山のようにあり、90分間好きなだけ食べられる。こりゃ、話題になるのも納得だ!
・いつの間に、昼から食べ放題を
約1年半ぶりにお店に行き、店頭の看板を見ると「1ドリンク+パン食べ放題(90分制)」で税込2079円とある。
たしかオープン当初は、昼にパンの食べ放題はなかったはずだと記憶している。その日、私はお店に向かう途中で偶然編集部の中澤と遭遇し、2人でお店に行ってパンが2つ付くランチを1品ずつ頼んだ。
私はカルボナーラを、中澤はラザニア風ミートソースを頼んで、それぞれが2個ずつパンを選んだのだった。
後に夕方からパンの食べ放題が始まったという情報を目にした。いつか行こうと思っている間に、昼の食べ放題も始まっていたのだ。そして現在はこれを目当てに多くの若者でにぎわっている。
ちなみにこの日は平日昼間の11時半。食べ放題(11時~)が始まってまだ30分程度しか経っていないのに、お店の8割が埋まっていて、そのほとんどが若い女性。おっさん1人は私だけという超絶アウェイな状況だ。
・食べ放題のルール
さて、まずは会計1ドリンク付きは先に伝えた通り2079円だ。私はこれに「デザートビュッフェ」(+税込440円)も付けた。
最初に注意事項を伝えられる。食べ放題は90分で席は120分の利用が可能だ。利用はテーブル単位で、グループの場合は同一メニューの注文となる。それから食べ残しは追加料金が発生する場合があり、持ち帰りは禁止。1度にパンは3個までで食べ終えてからおかわりすることとなる。
まあ、良識の範囲内で利用すれば、とくに問題はないだろう。グループの同一メニュー注文は、シェアしないように促す狙いがあると思われる。注意を理解して席を確保したところで、パンカゴを持ってさっそく狩りに出発だ!
・パン好きには楽園
中央のテーブルにはところ狭しとパンが並んでいる。ザっと見て30種類近くあるだろうか。ここに来るのは初めてではないけど、相変わらずの圧倒的な量の多さに改めて驚かされる。
しかもただ多いだけでなく、バリエーションも豊富で見ているだけで楽しくなってしまう。食べ放題スタートからまだ30分なのに、すでに空になっている商品もいくつかあるな。出遅れたか……。
クロワッサン・ミニキューブ・デニッシュ・フォカッチャ・ブール・エピ、まさしくこのラインナップはパン屋のそれだ。これが全部食べ放題なんて、パン好きにとっては楽園と言えるだろう。
一方で、デザートビュッフェは少し地味だ。よく見ると、こちらは一切手がつけられていない。ということは、この日デザートをオーダーしたのは私が1番目ということだな。
やっぱみんなパンに専念したいんだろうな。胃袋にデザートを詰め込む余地があるなら、1個でも多くパンを食べたいという意志の表れだろう。
・いざ、実食!
さて、私のファーストデッキはこちら。ドリンクはホットコーヒー。
パンはミニキューブパンのストロベリー、それからクロワッサンダマンドとシュガーバターデニッシュ。
デザートはコーヒーゼリー・杏仁豆腐入りフルーツポンチ・濃厚ショコラ―ムース・カラメルプリンである。
ここの定番のひとつ、ミニキューブパン。季節商品と思われるストロベリーは表面にストロベリーチョコ。中にはいちごジャムとクリームが入っていて、小粒ながら一撃で強烈な甘味を味わわせてくれる。
シュガーバターデニッシュは表面サックリ、中はふんわりしていて、香ばしくも甘い一品。
この3つを食べた段階ですでにある程度、甘味の欲求が満たされてしまった。デザートはなくても良かったのかもなあ。4種いずれも悪くない、とくにカラメルプリンは私の好むやわらかめで、飲むように食べられるぞ。けど、おかわりはいいや。私もパンに専念しよう。
先にもお伝えしたように、この時間、ほぼ全員がパン食べ放題を頼んでいる。ということは、逆にドリンクとデザートビュッフェだけを頼んで、デザートをトコトン堪能するのも、ひとつの楽しみかもしれないな。
・おそらくミニキューブパンチョコが1番人気
続いてセカンドデッキはこちら。塩パン・ミニキューブパンクロックムッシュ・ミニキューブパンチョコの3品だ。
ふんわりと焼き上がった塩パンは、ひと口噛むとジュワリとバターの風味が口に広がり、塩気のアクセントがバターの甘さを引き立てる。
形から中身が詰まっているのかと思いきや、中は空洞だった。これを成形するのは難しいんじゃないかな。基本的にここのパンはクオリティが高い。この塩パンがその実力の高さを裏付けている。
そして、1番人気と思われるロータスの乗ったチョコ。私が入店したタイミングで、これはすでに棚からなくなっていた。だが、すぐさま補充されて食べることができた。写真映えしそうだから、人気なんだろうな。
クロックムッシュを頂いて、さらに3回戦目。クリームパン・ハムとカルボナーラのパニーニ・あんマスカルポーネブールの3品。
普段、あまり抹茶商品には手を出さないのだが、これはマスカルポーネチーズと餡子・抹茶を合わせているところが目を引いた。和洋折衷、チーズと餡子の織りなすマリアージュ。意外なほど、この2つの食材は相性が良い。当然餡子と抹茶もピッタリだ。
そして大判のパニーニを平らげて、最後はクリームパンで締めた。
・単品価格で計算すると余裕で元が取れる
公式サイトに単品価格が掲載されていたので、私の食べた品々の価格をたしかめてみるとしよう。あいにくミニキューブパンストロベリーと塩パンだけは値段がわからなかったので除外する。
クロワッサンダマンド 税込313円
シュガーバターデニッシュ 税込238円
ミニキューブパンクロックムッシュ 税込259円
ミニキューブパンチョコ 税込346円
クリームパン 税込259円
ハムとカルボナーラのパニーニ 税込302円
あんマスカルポーネブール 税込302円
わかる範囲の7品で2019円、仮に除外した2品が288円(7品の平均)だったとしたら2595円だ。つまり7品でだいたい元が取れて、9品食べれば余裕で2079円を上回る。この中でもっとも高いミニキューブパンチョコだけだったら、6個食べれば元が取れるだろう。参考までにお店でもっとも高い「ベーコンエピ」は税込421円である。これなら5個で元だ。
そんなわけで利用してみて、若者が注目するのも納得。圧倒的な質と量で高い満足度を提供するベーカリーレストランC。パン好きならぜひチェックして頂きたい。ビュッフェ式なので、ストレスフリーで味わうことができるぞ。
・今回訪問した店舗の情報
店名 ベーカリーレストランC 渋谷店
住所 東京都渋谷区道玄坂1丁目12-1 渋谷マークシティ ウエスト2階
時間 8:00~22:00(パン食べ放題は11:00から)
定休日 なし(施設に準ずる)
参考リンク:サンマルク
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24