
2026年3月31日、しゃぶしゃぶ食べ放題の「しゃぶ葉」からショッキングな発表があった。スペイン産豚肉の輸入停止に伴い、豚バラの提供を休止。代わりにアメリカ産豚ロースを導入するというのだ。
SNSは豚バラファンの悲しみの声で溢れているが、果たして現場のメニューは今どうなっているのだろう。状況を確かめるべく、急いで店舗へ向かった。
・まだあった
お昼すぎに入店。席に着いてタッチパネルを確認してみると、予想外の事態が起きていた。なんとランチの『豚バラコース』がまだ注文できるではないか。
「しゃぶ葉」によると、内容変更の開始日は店舗によって異なるとのこと。どうやらギリギリ生存確認に成功したようだ。
変更後は、値段はそのままで豚バラの代わりに豚ロースが食べ放題になる。『豚バラコース』は『豚ロースコース』に名前が変わるが、価格は変わらず平日ランチ税込1649円~。
本来、豚バラは一番安い肉なので、見方によってはアップグレードと言えなくもないだろう。
名前が似ていて紛らわしい豚肩ロースと豚ロースの味の違いも気になるところだ。
・バラとロース食べ比べ
今回はまだ豚ロースが注文できないので、豚バラと豚肩ロースが楽しめる『豚コース』を頼んで、改めて両者を食べ比べてみようと思う。
こっちが豚バラで……
こっちが豚肩ロースだ。
さあ、まずは豚バラを投入。鍋のサイズすれすれの肉の長さも、見納めかと思うと少し切ない気持ちになってくる。
久しぶりに食べるが、脂の旨みをもっともダイレクトに味わえるのは、やはりこの豚バラかもしれない。
「『しゃぶ葉』は豚バラを食べに行く場所!」と言う人の気持ちはよく分かるし、たしかにこれが食べられなくなるのは寂しいと感じる。
しかしだ。続けざまに豚肩ロースを口に運んだ瞬間、改めてこう思ったのだ。
時代はロースだろ、と。
私(あひるねこ)が40代に突入したことも関係しているかもだが、長く食べ続けるなら絶対にロースだ。赤身多めで肉の旨みが強い豚肩ロースの方が、豚バラよりも食べ放題には断然向いていると私は考える。
・人気たれが復活
ちなみに現在、豚ロースに合うたれとして『紅生姜だれ』が復活を果たしているぞ。
ロースのさっぱり感と、紅生姜の酸味が意外なマリアージュを奏でてくれる。ポン酢、ゴマだれに次ぐ第3のたれとして、ぜひ試してみてほしい。
・悲報か? 朗報か?
「しゃぶ葉」によると、新たに導入される豚ロースは赤身と脂身のバランスが良く、やわらかい食感と甘みのある上品な味わいが特長だそうだ。
正直なところロース派の私にとっては、むしろ変更後の内容の方が圧倒的に嬉しい。豚バラ派の皆さんには大変申し訳ないが、最安のコースでロースが食べられるなんて、ごほうび以外の何物でもないだろう。
メニューが完全に切り替わった暁には、私も万全の態勢で「ロース祭り」を開催しに再訪しようと思う。さらば豚バラ、また会う日まで。そしてようこそ、豚ロース。期待しているぞ!
参考リンク:しゃぶ葉、プレスリリース
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.
▼同じ豚肩ロースでも、けっこう個体差がある。