都会でありつつも落ち着いた住宅街が広がる目黒。JR山手線はじめ、東急目黒線、東京メトロ南北線、都営三田線の4路線が乗り入れていて、交通の便も良く、私(中澤)の中で「住むのに最強説」がある街だ。懐かしさを感じる商店街があるのがまた良い。

そんな駅前を歩いていたところ、看板に「無料セルフサービス」と書かれた店を発見。これはガチ中華のランチ副菜食べ放題の印! メニューには「ヘルシーサラダバー8種類」「ドリンクバー8種」と書かれている。ドリンクバー飲み放題もついてくるのは珍しい。そこで入店してみることにした。

・隠れ家みたいな雰囲気

JR目黒駅西口を出て坂を下る途中で見つけたこの看板。どうやら店は、目の前の雑居ビル・セザール目黒の2階にあるらしい。階段を上がって色んな飲食店の中を進むと一番奥に看板のガチ中華店を見つけた。その名も『全家福(ぜんかふ)』である。

ひっそりとした入口を入ると、店内は意外とゆったりと広い空間だった。立ち食いそば屋みたいなサイズの入口をくぐると、中はファミレスみたいな空間になってる。

ちょっとしたワープ感により隠れ家的な雰囲気が醸し出されている。そんなフロアの真ん中に、看板の「サラダバー」に当たる品々が置かれていたのだが、このサラダバーが凄い。

・サラダバーの概念とは

豚足、コロッケ、煮卵、ゴマ団子、ピンクグレープフルーツなどが並んでいるのだ。むしろ、サラダっぽい野菜は2品のみ。サラダバーとは? サラダバーの定義について考えずにはいられないサラダバーである。

そのサラダバーコーナーに貼られていた貼り紙によると、これでも料理数が少なくなったっぽい。内容を変更する旨が「心苦しいお知らせ」と告げられていた。いやいや十分っす。

・想像を超え続ける

店内のメニューによると、ランチメニューは外の看板よりいっぱいある。定食だけでなく、丼も麺類もあってほぼ全部990円なので、上海風焼きそば(税込990円)をしてみたところ……


セットで春巻1本とお新香と中華スープと杏仁豆腐がついて来た。つまりランチバイキングとドリンクバーを合わせたら……

もはや祭である。


看板から想像できるレベルをはるかに超えてきた。「宇宙の果ては人間の想像力の果て」という言葉があるが、ガチ中華は人間の想像力を超越しているのかもしれない。中でも、ガチ中華ランチを何軒も巡ってきた私が注目せざるを得なかったのは煮卵である。

・珍しいところ

卵黄が半熟でトロけるようなのだ。ガチ中華ランチ食べ放題の煮卵と言えば、ガチガチの固ゆでである場合が多いだけに、その卵黄の半熟度に繊細な仕事を感じた。

それゆえか、上海焼きそばも上品な味してる。親しみやすいけどちょっとした品位が感じられるその味は、どことなく目黒っぽい。ガチ中華店にも土地柄って出るのかもしれない。

商店街を歩いた感じ、中華料理はランチ定食1000円前後が平均値。その平均価格よりちょい下の価格で、ビュッフェ&ドリンクバー付きはコスパ最高と言えるだろう。

そんなわけで、看板との出会いから、入店、実食まで、進めば進むほど魅力が湧きだしてきた『全家福』のランチ食べ放題。「思ったより良い」が連続するところに名店を感じた店だった。

・今回紹介した店舗の情報

店名 全家福 目黒店
住所 東京都目黒区下目黒1-2-22 セザール目黒2F
営業時間 月~土11:00~15:00、17:00~23:00 / 祝日17:00~23:00
定休日 日曜日

執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.

▼スイーツも揃ってる

▼サラダバーだけでも凄いのに、ドリンクバーもつくのは普通に凄い

▼ちなみに、春巻は半炒飯に交換可