
アフタヌーンティー流行にともなって、紅茶やスコーンがブームになっているこの頃。伊勢丹や三越で開催される英国展なども、毎回すごい人手である。
そんな紅茶やアフヌン好きにはたまらない、本場・イギリスのティー文化を味わえる場所が千葉県の佐倉市にあるのをご存知だろうか。
・住宅街に突如現れるイギリス
そのお店の名前は、佐倉マナーハウス。マナーといっても、行儀作法を教える場所ではない。中世イギリスの荘園(マナー)を持つ貴族の邸宅のことを指している。
ざっくりいえば、昔ながらのイギリス文化を楽しめる豪華なお屋敷という感じだろうか。
「佐倉マナーハウス」は京成本線 志津駅から徒歩約20分、あるいは勝田台駅からタクシーで10分ほどの距離がある。
試しに志津駅から歩いていってみたのだが、公式サイトにも「住宅街の丘の上にあり、大変分かりにくい場所です。道に迷ったらお気軽にお電話下さい」と、わざわざ書いてあったとおり、実際に歩くと「本当にこんな場所にオシャレな店があるのだろうか」と不安になるような道のり。
何度かGoogleマップに騙されたりして、迷いに迷って到着した! 目印は広い駐車場と森。
お店の方いわく、マイカーでないなら、タクシーで来る方がおすすめとのこと。
鬱蒼とした森を抜け坂を登ると、煉瓦造りの大きな屋敷が現れる!
・大きな扉を開けるとそこはイギリス
ステンドグラス付きの扉を開けると、そこは完全なるイギリスの邸宅! 実は佐倉マナーハウスは、イギリスの食器やアンティーク雑貨を輸入するタスマンインターナショナルのショールーム兼ショップになっている。
アンティーク雑貨がところ狭しと並んでいて、まるで夢のような空間が広がっていた。
ティールームがある場所はガラス張りのサンルームになっていて、庭が見えるようになっている。天井が高くて開放的な空間!
ここで本格的なイギリスのティーメニューが、美しい食器とともに気軽に楽しめるのだ!
今回注文したのは予約制のアフタヌーンティー(4月以降1名あたり 税込6380円 ※注文は2名様分から)。
イギリスの伝統的なアフタヌーンティーで、
・キューカンバーとハムのサンドイッチ、トマト
・スコーン、クロテッドクリーム、マーマレード
・日替わりのケーキ2種
この日は濃厚な「チョコレートティフィン」と、スパイス入りの「キャロットケーキ」。
・紅茶2種(繊細な風味でミルクに合うハイグロウン、柑橘系の華やかな香りのダッチェスグレイ)
が楽しめるようになっている。
特筆すべきは、どれもシンプルながら丁寧な味わいであること。そして、なんといっても食器の美しさである。
ほとんどがイギリスのバーレイ社の器なのだが、ミルクをそそぐピッチャーが牛の形になっていたり、細部までこだわっている。
都会の喧騒を離れ、明るい日差しと木漏れ日の中で、ゆっくりとお茶とお菓子を楽しむ時間は至福のひととき。イギリスでは午後のお茶の時間をとても大事にしているというけれど、それを体験できる貴重な空間になっている。
・実は気軽にお茶できる場所
住宅街の奥にありながら、平日の昼間でもティールームには人がひっきりなしにやってくる。どうもご近所の方達に愛されているようで、みんな気軽にお茶をして帰っていく姿が印象的だった。
お店の方がアフタヌーンティーは予約制だけど、紅茶とお菓子だけなら予約はいらないので、みんなもっと気軽にお茶しにきてほしいとおっしゃっていた。
マーマレード付きのスコーンとミルクティーでクリームティーを頼むのも◎
ちなみに、ケーキは日替わり。冬限定のクランベリーケーキや、イギリスの定番・ジャム入りのヴィクトリアケーキも楽しめるみたい。
・器好きが震えるショップ
本格的なイギリス風のティータイムはもちろん、紅茶&器好きとして興奮したのがショップの品揃え。
まず、ティールームで出されたイギリスのバーレイ社のティーセットがほぼフルカラー・フルラインナップで揃っているのが圧巻!
カップアンドソーサーはもちろん、ティーポット、ボウル、ミルクピッチャー、ポットにかぶせるティーコージーまでお茶に必要なものならなんでもそろっている。
そして、バーレイだけでなく、イギリスのアンティーク食器が広い店内にずらりと並んでいる。しかも、トリオといって、カップアンドソーサー、デザートプレートの3点セットが綺麗に揃っているのだ。
デンビー社のぬくもりのある風合いのものに……。
装飾がゴージャスな花柄に……。
シャビーシックなパステルカラーのものまで。
テイストもさまざまなので、ここに来れば絶対にお気に入りのティーセットが見つかる!
お値段も3点セットで7000円〜1万円ほどと、お手頃なのにも驚いた。私自身もアンティークの食器を買うことが多いのだが、セットが綺麗にそろった状態でこの値段で買えるのは珍しいと思う。
ちなみに、ナイフやフォークなどのシルバー類も豊富に置いてあって、紅茶用品を探している人にはたまらない空間。
店内2階には、大きなクリスマスツリーとともに、アンティークのリネン類や、インテリア、家具が並んでいる。
どこにいても目が合うという、ウィンスタンレイ キャットの置物が人気商品だとか。「うちの子」にそっくりなものを見つけて帰る人が多いらしい。
広い店内は宝探しの空間みたいで、紅茶好き、アンティーク好きには夢のよう……。
ちなみに、佐倉市のこの場所にマナーハウスを作ったのは、森つきの広い土地がよかったこと、そして成田空港からも近いことが理由だったそう。週末になると、全国各地からたくさんの人が訪れて賑わっているとのこと。
平日はゆったりとした雰囲気なので、ティールームで静かにお茶をしたり、お気に入りのティーカップを探しにくるのもおすすめ。ちょっと遠くても、足を運ぶ価値あり! というか、紅茶文化が好きな人にとっては聖地といってもいいでしょう!
【今回訪れたお店】
佐倉マナーハウス
住所:千葉県佐倉市上志津1329(※カーナビ入力の場合は1334)
営業時間:10:00〜18:00(ティールームは11:00〜16:00 L.O.)
定休日:月曜
TEL:043-312-2272
参考リンク:佐倉マナーハウス、ANTRO
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.
▼お店の中には本物の暖炉も!
▼アンティークのテディベアがあちこちに
▼ティールームで出されるのはダルメイン社のマーマレード。ルバーブ入りやグレープフルーツ入りなど何種類もある!
▼ティールームで出されるバーレイの食器が飾られてます
▼食器の色、お洋服の色と合わせてくれたのかしら? 素敵な心遣い!