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東京駅で3650円の駅弁を買ってみた! 量り売りという謎仕様がヤバい肉卸小島「雪降り和牛尾花沢ステーキ重」

32分前

旅の醍醐味と言えば駅弁である。新幹線に乗る前は、つい財布の紐が緩んでしまうという人も多いはず。かく言う私もその一人だが、さすがに2000円超えだと手に取るのをためらってしまう。

やはり1000円~1500円前後の予算で悩むのが、一般的な庶民の感覚ではないだろうか。ところが先日、東京駅の改札内でとんでもない駅弁に遭遇してしまった。お値段はなんと……3650円(税込)である。嘘だろ。

・3650円の駅弁

東京駅改札内の1階。グランスタ東京の中央通路エリアにある「肉卸小島」という店にその弁当は売っている。


こちらは正確には駅弁屋ではなくステーキ店で、通路の奥まった場所にあるため、初めての人は少し気づきにくいかもしれない。


グランスタ限定の『雪降り和牛尾花沢サーロイン・リブロースステーキ重』が一番人気だそうだ。なるほど、これが3650円(税込)の駅弁か……。息を呑む私。しかしここで、さらなる衝撃の事実が明らかになる。


・まさかの量り売り

実はこの「肉卸小島」、駅弁なのに量り売りという謎のシステムを採用しており、案内をよく読むと「100グラム3650円から」と書いてあるではないか。


そう、つまり3650円(税込)の弁当が最安なのである! ここだけ物価がニューヨーク……!! 量は50グラム単位で増やすことができ、300グラムで10,050円(税込)とのこと。一体どんな人が買うんだ。


結局この日は『雪降り和牛尾花沢サーロイン・リブロースステーキ重』の100グラムを購入した。提供まで5~10分かかるので、注文の際は新幹線の発車時間に注意してほしい。


で、その実物が……。


こちら!


正直言って小さい。100グラムだから仕方がないとはいえ、かなりのミニサイズである。これで3650円か……と思わないこともないが、そのヴィジュアルはやはり最強だ。



ステーキは全部で8切れ。中心部に薄く赤い色が残る、見るからに絶妙な焼き加減。出来立てで提供されたのでまだ温かい。


付け合わせは焼き野菜と漬物のみ。「ステーキに全集中してください」と言わんばかりのシンプルで潔い構成だ。


・実食

付属のソースを回しがけ、まずはそのまま一切れ。おお、なんて柔らかい……! 赤身の旨みはもちろんだが、とにかく上質な脂の甘みに悶える。


重たくはなく、むしろ軽やか。「雪降り和牛尾花沢」というブランドだけあって、口の中で粉雪のようにパッと広がり、やさしく溶けていく。

フタを開けた時は「たった8切れか」と思ったが、今は「まだ7切れもあるのか」という気持ちにすでに切り替わっている。

いい肉はお腹を満たすだけではなく、メンタルをも安定させてくれるらしい。


和牛に合わせた甘めのタレも非常に特徴的だ。私は普段「ステーキには赤ワインだけでいいんだ派」の人間であり、ご飯は完全に不要だと思っている。

しかしこのステーキ重に関しては、タレの味付けも含め、ワインよりもご飯の方が圧倒的に合うだろう。

主役はステーキだが、あくまでこれは駅弁なのだという、作り手の強い意志を感じた。



・結論

今回食べた『雪降り和牛尾花沢サーロイン・リブロースステーキ重』には、3650円の価値がたしかにあると言って問題ないだろう。

ただ、価値があるからと言って、実際に3650円払えるかどうかはまた別の問題という気もする。だって吉野家の牛丼7個分だよ? 少なくとも私にとっては、身の丈に合わない贅沢品であった。

お金に余裕がある人は、ぜひ私の分まで堪能してほしいと思う。いい経験をさせてもらいました。

参考リンク:グランスタ東京
執筆:あひるねこ
Photo:RocketNews24.

▼ちなみに今回のステーキ重は、昨年7月発表の「グランスタ東京で働く614人が選んだ自分で買うならコレ! お弁当部門」で8位になっている。

1位は『伊達の牛たん本舗 牛たん弁当柚子胡椒味』。

▼価格は2020円(税込)で、その時は「なんて高い!」と思ったが、まさかあれより1000円以上高い駅弁が存在するとは。

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