
こんにちは。カンです。
韓国には「길빵(ギルパン)」という新語があります。
もともとは道(ギル)で「ドン!(パン!)」とぶつかったときに「ギルパンされた」と言う意味で使われていましたが、最近では「道でパンを食べること」を略して「길빵(ギルパン)」と言うこともあります。
それほど韓国では、時間がなかったりお腹が空いたりすると、歩きながら食べることが珍しくありません。
しかし、日本に来てから、道で何かを食べている人をほとんど見たことがありません。日本では一般的ではないのでしょうか? 道でパンを食べたいと思っても、周囲の目が気になって食べるのをやめてしまう日が増えています。
・食べ歩きの抵抗が低い韓国
韓国では、歩きながら食べることへの抵抗感は比較的低いです。
忙しければ移動中に食事を済ませることもあるし、出来立てが一番おいしい食べ物も多いからです。
特に韓国では、祭りや観光地でなくても屋台を見かけることは珍しくないです。
串焼きやオムク、ホットク、たい焼きなど種類も多く、価格も5000ウォン(約550円)程度を超えないことが多いため、食べ歩きをしながら移動する人も多いです。
私も、時間がないときには屋台で買って歩きながら食べたことがあります。
・日本は食べ歩きOK? NG?
一方、日本では様子が少し異なるように感じました。食べ歩きの文化は存在しますが、韓国のように、どの道でも可能というわけではないようでした。
たとえば、原宿や鎌倉のような観光地ではクレープなどの名物を販売し、食べ歩きを前提としている場所もあります。
しかし逆に、「食べ歩きはご遠慮ください」と書かれている観光地もあり、迷惑行為とされることもあります。
また、フランクな繁華街では特に問題がなくても、高級路線の繁華街や、通勤・通学中などの日常生活の場面で食べることは、他人に不快感を与える可能性があるという意見もありました。
なぜなのかと尋ねると、日本人も「子どもの頃から暗黙の了解として守ってきたものだ」と考えているようでした。
・通学中の食べ歩き、韓国では一般的
確かに、韓国では通学中に何かを食べている学生はむしろ多いです。
朝早く始まる授業のために登校中に簡単に朝食を済ませたり、授業が終わった後に空腹を感じて食べながら帰宅したりする学生が少なくないです。
そのため、学校周辺には食べ歩きが可能な店や屋台が多い傾向にあります。
しかし、比較的校則が厳しい日本では、通学中の食べ歩きが禁止されている場合もあると聞き、外国人である私にとっては驚きでした。
・食べ歩きOKの基準、いまだにわからない……
このような文化の微妙な違いは、実際に現地に来てみなければなかなか分からないものです。
私も日本に来て初めて、日本の食べ歩き文化について意識するようになったのです。
だからこそ、今では食べ歩きを控えるようにし、観光地でも食べ歩きが許可されているかどうかを確認するようになりました。
まだ、その基準が何なのか、なぜ外で食べてはいけないのかという疑問は残っています。
しかし、日本に長く住み、日本の文化をありのまま受け入れていけば、いつか納得できる日が来るのではないかと期待しています。
執筆:カン・へジュ(KANG HYEJOO)
Photo:Rocketnews24
▼韓国の食べ歩きと立ち食いのための屋台。ソトックソトックとオデンを食べながら歩いた