
物価高の世において比較的コスパが良いのがガチ中華。特に、ランチはシンプルに安い。松屋のデミたまハンバーグ定食が1080円の2026年日本において、食べ放題が1000円台前半だったりする。ガチ中華の宝庫である池袋中華街で、また1つそんな1000円台前半食べ放題ランチを発見した。
店の名前は『大新疆(だいしんきょう)』、なんとウイグル料理の食べ放題が1200円だという。その看板が出ていたのは池袋中華街片隅の雑居ビル。ウイグル料理は池袋中華街でも珍しい。しかも、1200円食べ放題ってどういう内容なのか?
・気をつけろ
外看板を見ただけではランチが平日1200円で食べ放題なことと、ラムスープがあることくらいしか伝わってこない『大新疆』。謎っぷりに池袋中華街を感じずにはいられない。ならば行こう。その正体を見にな。
どうやら店は8階らしい。エレベーターに乗ると8階は最上階だった。池袋中華街の雑居ビルの最上階、それは知らないと立ち入ることがない領域と言えるだろう。ゆえに、慣れないドキドキがあるんだけど、エレベーターが開いたら……
いきなり受付だから気をつけろ。この逃げ場の無さが苦手な人もいるだろう。っていうか、私(中澤)は入る前に店の様子を伺いたい派だ。ゆえに同じタイプの人のサンプルになれれば幸いである。
・会計は前払い
さて、受付をしてみると店員さんは言うまでもなく本場の人なんだけど、「1人」とか軽い日本語ならギリ通じるし理解する努力もしてくれるので、そこまでアウェイ感は強くない方だと思う。なお、お会計は前払い。価格は間違いなく税込1200円だった(ちなみに土日は1300円とのこと)。
・食べ放題の真相
とりあえず一旦席についてほっとしたけど、ここから先が未知の領域。食べ放題コーナーの様子をお伝えしたい。コーナーは受付の横からフロアにかけて伸びているんだけど、そのラインナップは……
ズラーッと19種類。ミニではなくガチビュッフェ食べ放題である。
一方で、細かく見ると、正式なメニュー名が分かるのが麻婆豆腐くらいしかないところにウイグルを感じる。中華料理と言えど、さすが直線距離で4400km以上離れているだけある馴染みの無さだ。
店の奥には看板にもあったラムスープの大鍋が。周りの客を見るに、ラムスープは店員さんに言うと持って来てくれるシステムみたいである。
・感じた特徴
まずは、ビュッフェからなんとなく美味しそうに見えたおかずを取ってみた。肉系のおかずのバリエーションも豊富。
食べてみると、肉系のおかずには中華系の濃い味付を感じる反面、あっさりした味のメニューも多い。池袋中華街のガチ中華ランチを食べ歩いてきた印象で言うと、このクセのないあっさり感が逆に特徴的に感じた。四川料理とか東北料理に飽きても食べられそうな味してる。
ラムスープって薄めのスッキリ味すぎて、以前飲んだ時はピンと来なかったけど、ここの肉系おかずの後に飲むラムスープは美味しく感じた。隣の人もめっちゃおかわりしてる。
そのコントラストのバランスは日本人に合っているかもしれない。ちなみに、ここ最近ガチ中華を食べまくってた私が一番好きだったのは、謎のコリコリした豆料理と謎のまぜご飯。まぜご飯は微妙にカレーの風味があって、その味覚には新しさすら漂っている。
・コスパの秘境
中華って油のイメージが強かったけど、ここの食べ放題はヘルシーだ。また、前述のラムスープがコントラストで一気に印象が変わった件に関しても食べ放題だからこそ気づけた点とも言える。1200円でこのビュッフェは安いなあ。
食べ終わった後改めてコスパの良さを実感した『大新疆』のランチ食べ放題。看板によると、土日は1300円になるらしいけど、ハッキリ言って1300円でも安い。池袋中華街の片隅、雑居ビルのジャングル奥地にコスパの秘境を見たのであった。
・今回紹介した店舗の情報
店名 大新疆
住所 東京都豊島区西池袋1-38-3 D:vort池袋8F
営業時間 11:00~23:00(ランチ11:00~15:00)
定休日 無休
執筆:中澤星児
Photo:Rocketnews24.
▼ウイグル料理19種のビュッフェが1200円(土日は1300円)
▼あっさりした味は池袋中華街のオアシスと言ってもいいかもしれない
▼調べたところ、おそらくひよこ豆だと思う
▼店内の雰囲気がカッコ良かった