ロケットニュース24

アメリカで4世帯に1世帯が使うコーヒーマシン「KEURIG」を試したら隙がなくて逆に焦った / 奇跡は起きるものか、それとも起こすものか。

約1時間前

奇跡は起きるものか、それとも起こすものか。私はこの日、その答えをひたすら考えることになった。

先日、とあるメディア向けの試食会に参加させていただいた。商品は非常に素敵だが、それをそのまま紹介しても、ロケニュー的にはあまりおもしろくならない。

さぁ、どうしようか……。

・アメリカでは1/4世帯で使用、その名はKEURIG

突然だが、「KEURIG(キューリグ)」という名前を耳にしたことがあるだろうか。

失礼ながら、私は知らなかったのだが、先日、そのKEURIGのペアリング試飲会に参加させていただく機会があった。

KEURIG(キューリグ)は、アメリカでは4世帯に1世帯が使っているという家庭用コーヒーマシンを展開している。日本には2001年に上陸しているが、家庭向けとして本格的に動き出したのは2020年以降だという。

アメリカのブランドランキングでも34位(2021年のデータ)に入っているそうで、向こうではかなりに知名度のあるブランドのようだ。

世界には、まだまだ知らないブランドや文化があるものだ。


・KEURIGの魅力

見た目は、スタイリッシュでコンパクトだが、これ1台でコーヒーや紅茶、緑茶など、さまざまなドリンクが楽しめる。

中でも印象的だったのが、カフェと共同で商品開発をし「店が認めた味」を実現したドリンクが複数楽しめること。サンマルクカフェや上島珈琲店といった有名チェーンのほか、鳥取のすなば珈琲や新潟の雪室珈琲など、ご当地カフェの味も楽しめるのがおもしろい。

最近では、あの老舗お茶屋「中村藤吉本店」とのコラボとして開発された中村茶なども展開しているとのこと。すごい!


今回は、ペアリング体験として、3種類のドリンクとスイーツが用意されていた。

どのドリンクも非常においしい。ただ、「おいしい」で終わらせてしまうと、記事としてはかなり弱い。

さて、どういう切り口がよいのか……そう考えながら飲んでいるうちに、ちょっと味がわからなくなってきた。

KEURIGは、スタイリッシュな見た目や、本格的な味、コラボの多さなど、魅力はたくさんあった。だが、隙がないのだ。そう、ロケニュー的にツッコミを入れられる隙が、まったくないのである。

提供されたコーヒーが、なぜか私のだけ麺つゆだったとか、会場に元彼がいたとか、そういうタイプの奇跡は、残念ながら簡単には起きない。

「奇跡は起こるもんじゃなくて、起こすもの」って、たしか、RADWIMPSもそんなことを歌っていた気がする。

だが結局、私はこの試飲会で、何ひとつ奇跡を起こせなかった。コーヒーはちゃんとコーヒーだったし、会場に元彼もいなかった。

私に起きたことといえば、義実家で緑茶を急須で濃く入れすぎて焦った日の記憶を突然思い出したことくらいである。お客さんが来る前に急いで、薄めるためのお湯を追加で沸かした、あの日。たしか、それなりにいい茶葉だったのだが、急須に入れすぎたのよね……。

そう考えると、老舗のお茶の味を、誰が入れてもちゃんとおいしく再現できるこのマシンは、ある意味「奇跡を起こしている側」なのかもしれない。

ちなみに、「中村藤吉本店」とのコラボ商品は、最初は断られたり、他の商品よりも多く試作を重ねたりしながら、約1年半かけて実現したものらしい。

ということで、私は奇跡を起こせなかったが、KEURIGはしれっと奇跡を起こしていたようだ。現場からは以上です。

参考リンク:KEURIG(キューリグ)
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

▼老舗お茶屋「中村藤吉本店」とのコラボとして開発された中村茶。その紹介の中で、「最近は、お茶を1杯1000円で提供している店もある」という話を聞いて驚いた。

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▼アメリカでは4世帯に1世帯が所有しているというKEURIG

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