
年末年始になると、私は毎年のようにAmazonの『水産福箱X』を買っている。なぜなら、この商品が「価値ある訳あり」として売られているからだ。
価値ある訳あり──実にいい言葉である。「訳あり商品」という点は素直に認めながらも、決して卑下せずに「価値ある」と言い切る。
実際にこれまで購入した水産福箱Xは「価値ある訳あり」という言葉がぴったりの内容だったが、今年はどうか? ……なんて言いながらも、何年も買っていたら中身はある程度予想がつく。
まぁ大体こんな感じだろと思っていたら、1つの商品を見て「え?」となったのでご報告したい。
・中身は和食のセンター
この福袋を販売しているのは「仙台漬魚株式会社」というところで、その名のとおり福袋(福箱)の中身は東北地方で獲れたお魚が多い。
さんまの開きだったり、煮魚だったり、粕漬けの魚だったり……つまり長年「和食のセンター」に鎮座しているような食材だ。
実際に中身を見た方が早いと思うので、昨年の年末に購入した『水産福箱X(3300円)』の中身を紹介しよう。出てきたのは……
金華沖さんまの開き干し(2尾)
浅羽カレイの煮付け(200g)
銀たら西京味噌漬け(2切れ)
ぶりカマの仙台味噌粕漬け(400g)
ボイルむきあさり(200g)
銀鮭カマ(300g)
そして……
ムール貝(454g)
……
え?
・急にヨーロッパの風
ムール貝? なんで? と商品を見た私は思った。もしかして、東北地方でとれたムール貝なのかなと思ったら……
原産国はチリだった。なぜこれが、仙台漬魚の販売する『水産福箱X』に入っているのか? “和” の福袋の片隅でなぜヨーロッパの風……いや南米の風が吹いているのか?
理由を考えても分からないので、とりあえず調理して食べたところ……
身がプリップリッだった。訳ありとして売られている貝類は身がびっくりするくらい小さいものもあるが、このムール貝はそうではない。味に関して訳ありっぽさは全くないと言っていいだろう。
ただし、全ての商品が訳ありっぽくないかというと、そうではない。「銀鮭のカマ」に関しては可食部分が少なく、「これは訳ありだな〜」と思ったのが正直なところ。
でも気になったのはそれくらいで、他の食材はとくに何の問題もない。普通に美味しい干物であり、粕漬けであり、味噌漬けであり、煮付けだった。
まぁ、最後の最後までムール貝が入っているのは解せなかったが、ちょっとしたサプライズも含めて “価値ある” ってこと……なのかもしれない。そういうことにしておこう。
参考リンク:Amazon
執筆:和才雄一郎
Photo:RocketNews24.
▼福袋の中身はこれら6つに加えて……
▼ムール貝だった