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【福袋2026】「たぶんラブブ入ってるよ」と言われて買った中野ブロードウェイの『POP MART福袋』が正直すぎて震えた

約1時間前

クリスマス前の中野ブロードウェイをパトロールしていたら、福袋が大量販売されている店を見つけた。『アキバ宝龍 中野店』は主にフィギュアやアニメグッズを販売する、平たく言えば “中野ブロードウェイに最もよくあるタイプの店” だ。

ただ1つ、他店と一線を画するのが『POP MART(ポップマート)』の商品を取り扱っている点。POP MARTは中国発のアートトイ・ブランドで、昨今「ラブブ」が大ブームになったことで知名度が一気に爆上がりした。

なんとこの店では、アニメ系福袋に混ざって『POP MART福袋』が販売されているのである。まさか中野でPOP MARTが買えるとは……!

・スカルパンダをください

ちなみに、これは自慢なのだが、私はラブブが登場するずっと以前からPOP MARTのファンをやっていた。

POP MARTは様々なアーティストのキャラクターを取り扱っており、中でも私の推しはPOP MART旗艦店の看板にもなっている「Skullpanda(スカルパンダ)」。スカルパンダがゲットできたらメッチャ嬉しい。でも人気キャラだけに、さすがに福袋には入っていないか……?

とか考えながら指をくわえて福袋を眺めていたところ、中国人とおぼしき店員さんが笑顔で「ラブブが欲しいデスカ?」と声をかけてくれた。いえ違います。スカルパンダが欲しいです。


・正直すぎる商売

すると……驚くべきことに店員さんは、POP MART福袋を手に取り “ポンポン” “ユサユサ” し始めた。そして「これは……たぶんラブブ」「こっちは……おそらくスカルパンダ」と、中身を予測してくれている様子なのだ。店員さんクラスになると、重さや触感でなんとなく中身が分かるっぽい。

POP MART福袋は価格別に数種類が販売されており、店員さんいわく「この1万3000円のヤツには、多分スカルパンダが入っている」とのこと。しかし予算オーバーだったため、私は「せめてラブブが入っていそうなヤツを、安い福袋の中から選んでくれないか」と、ずうずうしいお願いをした。

そして購入したPOP MART福袋(6600円Ver.)がこちら。果たしてラブブは……



完全に入ってるゥゥウウウ!!!!!


・人生初ラブブだぜ

嫌な顔ひとつせず「これはラブブだと思う」と福袋を選んでくれた中国人店員さんに心の中で手を合わせながら、開封した中身は以下の3アイテム。


・「POP MART THE MONSTERS Lazy Yoga 」シリーズ(4000円前後)
・「THE MONSTERS Wacky Mart」シリーズ(2000円前後)
・「Twinkle Twinkle Savor the Moment」シリーズ(2000円前後)



3個中2つラブブ!!!!


繰り返す


3個中2つラブブ!!!!


なお、カッコ内の価格はフリマサイトや無名通販サイトでの価格の平均値を割り出したもの。これらの商品に関して現在のところ公式サイトでの販売が確認できず、もしかすると多少上乗せされた転売価格である可能性をご認識いただけると幸いです。

転売がよくないとかは一旦おいといて、ともかく現状この3つをゲットしようとしたら1万円くらいすることは確か。お得な福袋であるのは間違いないと言えるだろう。


・ポカポカをありがとう

とりあえず1番高そうな「POP MART THE MONSTERS Lazy Yoga 」シリーズいっとく。ヨガをテーマに、様々なヨガポーズをするラブブ11種類のうち、どれかが入っているようだ。

POP MART商品はシリーズごとにランダムでフィギュアが封入されているのが魅力であり、危険な沼でもある。中でもどれが人気とか、あるのかなぁ? ラブブのことはサッパリ分からない。


人生初ラブブ開封……



ジャン!



『アブローラー(腹筋ローラー)』ラブブが出ました〜!


果たして腹筋ローラーはヨガなのか? 深く考えるのはよすとして、私は生まれて初めて「ラブブってカワイイな」と思った。

今回の一件で最も印象的だったのは、ややカタコトながらアグレッシブに声をかけてくださった中国人店員さんの人柄だ。中身予想の出血大サービスもさることながら、彼の発した「この福袋で私たちに利益はありません。私たちが求めているのは当店を認知していただくこと、そしてお客様に喜んでいただくことなのです」というセリフは、私の心に大きなポカポカをもたらした。

日中関係が微妙な様相をみせている今日このごろであるが、こんなに真面目に真心を持って日本で働いている中国人もおられる。人生初ラブブはもちろん嬉しい。しかしながら、それ以上に得るものの大きい福袋でありました。

執筆:亀沢郁奈
Photo:RocketNews24.

▼これが……ラブブか

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