
気づけば、年賀状のやり取りをほとんどしなくなった。
LINEで送れば無料かつ数秒で済むし、昔のようにプリンターをフル稼働させて宛名を印刷して……という人はだいぶ減っているのではないだろうか。
そんな中、毎年ひっそり、しかし確実に存在感を放つ紙の年賀状がある。その名も崎陽軒の「シウマイ年賀状」。
受け取った相手が「シウマイ1箱(15個入)」と交換できるという特別仕様。今年でなんと50回目。
年賀状文化は衰退している昨今、こんなワクワクの年賀状なら、気になりすぎる!
・どこで買える?
シウマイ年賀状は、神奈川・東京を中心とした崎陽軒直営約160店舗のほか、崎陽軒の通信販売でも購入できる。価格は1枚700円(切手代別)。
店頭や通信販売では、シウマイ1箱700円で販売されているので、「年賀状の値段=シウマイ1箱の値段」なのだ。
今回は、横浜にある崎陽軒本店ショップで購入してみたが、店内にはガチャガチャやプリクラまであって、ちょっとした崎陽軒のミュージアムみたいな世界観。
しかも本店の隣には郵便局があり、買った年賀状をそのまま出せるという完璧な立地である。
話を年賀状に戻すが、デザインは
・横浜風景(横浜みなとみらい21と富士山・文章あり)
・干支(午のシンプルなデザイン・文章あり)
・無地
の3種類が用意されている。
5枚購入すると、「昔ながらのシウマイメモ帳」がもらえるらしい。
ちなみにこの年賀状は、送る側にも懸賞応募の仕組みがあり、抽選でうれしい逸品が当たるチャンスも。
送ってもうれしい、もらってもうれしい年賀状で、話のタネになるのも長く愛される理由だろう。
・年賀状始めました
さて、無事に年賀状を購入することはできたが、ここで一瞬悩む。
「これ、誰に送ろう?」
年賀状をほぼ卒業した今、いざ送ろうとすると相手が意外といない。親に送ってもいいが、実家の近くには崎陽軒の店舗がない……と思ったところで、ふと逆パターンがひらめいた。
帰省したときに親へハガキを渡して、自分宛てに送ってもらえばいいのだ。これなら確実に引き換えられるし、ちょっとしたイベント感もあって楽しい。
とはいえ、やはりせっかくなら誰かに送りたい気持ちもあるので、もう一枚は友人にサプライズで届くようにするのもアリだな……と、ワクワクしながらポストに投函。
ちなみに崎陽軒には、通信販売限定の「令和8年シウマイ年賀贈(ぞう)」という12800円の超豪華版もある。シウマイ各種に帆立・いくら・松前漬け・スモークサーモンまで詰め合わせた冷凍ギフトで、送る側には懸賞18口分の応募特典付き。
シウマイ年賀状も年賀贈(ぞう)も販売は1月7日まで。気になる人は、まだ間に合う!
新年のご挨拶に食べられる年賀状を選んでみてはいかがだろうか。
参考リンク:崎陽軒 シウマイ年賀状
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.