
ダイソーといえば、季節ごとのアイテムが充実している。
その中でも夏になると、毎年多くの水遊びグッズが登場する。
水鉄砲や水に浮かぶおもちゃ……中でも今回おすすめしたいのが、一度に37個の水風船が作れる「ウォーターバルーン(110円)」だ。
水道のホースに繋ぐだけで、あっという間にカラフルな水風船が一度に37個完成する優れもの。
見て楽しい、投げて爽快、ストレス発散にもピッタリのはずだったのだが……。
実際に約500個を一気に膨らませて遊んでみたら、思いがけず別のストレスが襲ってきた。
・プールをバルーンで埋めつくしたい!
我が家は先日、庭用にシンプルなプールを購入した。
その中が埋まるぐらいの量はどれくらいだろうと脳内計算した結果……500個!
適当だが、とにかく500個分購入することにした。
ダイソーで販売されているウォーターバルーンは、1束で37個、1袋に2束入っている。
つまり1袋で74個作れる計算だ。7袋買えば、518個。これでだいたい目標クリアである。
ちなみにこの商品、私は日本で発売される前から台湾でよく使っていた。実際にはうまく膨らまずに失敗する水風船もあるので、余裕を持って買っておくのが安心だ。
・映える × 楽しい = 最高!
では、さっそく遊んでいこう。
ホースを口元にセットして蛇口をひねる。
すると、ブドウの房のようにぷくぷくと水風船が膨らんでいく。
ある程度の大きさになると、その重みでポロポロと自動的に落下。
思っている以上にどんどん重くなる。だがそのぶん、ポトン、ポトンと落ちていく感覚がなんだかクセになる。
プールに入れてみると、カラフルな風船がぷかぷかと浮かんで最高にフォトジェニック!
楽しくなって、水着でもないので飛び込んでしまいたくなるほど。
本題はここから。水風船を手に取り、思い切り壁や地面に投げつけていく。
楽しい!!
日頃のストレスをバルーンに込めて投げていく……。
・楽しさの代償は大きい
約500個のウォーターバルーン、めちゃくちゃ楽しかった!
だが……30分ほど投げまくったあと、冷静に辺りを見て絶句する。割れたバルーンのゴム片が庭じゅうに散乱。
人工芝に、窓に、壁に、小石の隙間に。これを500個分拾う……?
現実に戻った私たちは、手作業で黙々とゴム片を拾い集める羽目に。
カラフルで小さな破片たちはなかなか手強く、遊んだ時間以上の地味な作業が必要となった。
・結論:やる価値はあるが、覚悟も必要
ダイソーのウォーターバルーンは、間違いなく夏のテンションを爆上げしてくれる名アイテムだ。とくに子どもと一緒に遊べば、笑い声の絶えない最高の時間になるだろう。
……ただし、そのあとには確実に地味な回収作業が待っている。
やるなら片付けのイメトレをしておくか、あらかじめ片づけがラクな場所(ビニールシートの上など)を選ぶことを強くおすすめしたい。
それでも私は、またやると思う。投げる爽快感がすべてを上回ってくるから。
参考リンク:ダイソー ウォーターバルーン
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.