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【群馬】昭和レトロを通り越して異世界の入口「喫茶コンパル」が衝撃的過ぎた / 看板が地元でガチャの景品にもなった超有名店

29分前

群馬県在住の作家の知り合いから「高崎におすすめの純喫茶がある」と教えてもらったのが約1カ月前。喫茶店好きなら必ず1度は行くべき名店と猛プッシュされた。そんなわけで、マップアプリにピン留めしていたのだが……

年明け早々、高崎に行く用事ができたので例の喫茶店にも立ち寄ってみることにした。お店の名前は「喫茶コンパル」。昭和39年頃に創業した老舗中の老舗で地元の超有名店らしく、目印は “レトロな看板” とのこと。

・喫茶コンパル

高崎駅西口から徒歩約10分、車なら商店街の入口近くに駐車場があるという。ってことで、コインパーキングに車をとめてマップの案内通りに歩いていくと……

見つけた。


・非常に渋い

女性の横顔とコンパルの文字……昭和への憧れとロマンを感じる看板があかりを灯していた。何も知らなければブティックやスナックと勘違いしてしまう人も多いのではないだろうか。


とにかく、ひと目で老舗だと分かる懐かしくも味わい深い看板は、人通りの少ない日曜午後の商店街で存在感を遺憾なく発揮していた。



看板の横にはショーケースと2階へ続く階段。どうやら店舗は2階にあるようだ……なるほど、看板だけ光っていて営業していないパターンかと思いきや2階か。



一応「営業中」の札はかかっているものの、一見では入りづらい雰囲気が漂っている。というか、この薄暗い階段をのぼる勇気はなかなか出ないだろう。なんというか、レトロを通り越して異世界への入口である。そして……



…………


店内も丸ごと昭和だった。


・本物の昭和レトロ

作り物ではなく天然純度100%、一切混じり気のない昭和レトロな世界。都内の老舗純喫茶は薄暗いところが多いが、コンパルは2階にあるため店内がとても明るく、それが逆に異世界感を際立たせていた


メニューを確認すると、パフェ・サンドイッチ・ピッツァパイ・ドリンクなどが一通り揃っている。プリンパフェ(650円)を注文したら「ドリンクも頼んでね」とのことだったのでコーヒー(380円)もお願いした。



店主はとても陽気。窓際の席に座る若者と戦争の話をしていたので「常連さんと盛り上がっているのかな」と思いきや、その方が店を出ると次は私の番



「プリンを作るのに何時間かかると思う?(正解は約2時間)」から始まり「戦争とは……」みたいなテーマまで。なんなら中盤からパフェの味がわからなくなるレベル。こういうお店だったのか。



ともあれ序盤においしいプリンを食べておいてよかった。むっちり固めで濃厚な舌触り。2時間かけた手作りプリンは集中して食べておくべし。言うまでもなく、ほろ苦いコーヒーとの相性は最高だった。


同店は「コーヒーと読書」というより「店主との会話」を楽しむスタイルが好きな方ならハマるかもしれない。ちょっと意外性もあった喫茶コンパル、高崎が誇る名店なので機会があればぜひ。ちなみに看板は地元でガチャの景品にもなっているらしいぞ。


・今回ご紹介した施設の詳細データ

名称:喫茶コンパル
住所:群馬県高崎市鞘町62
時間:8:00〜17:00
休日:不定休

執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.

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