銀座の松屋デパートに福袋を買いに行ったときのこと。地下食料品売り場にはまだまだ福袋が残っていたので、予定にないものも追加で購入した。

そのひとつが風月堂の福袋。価格は1620円。中には2500円分ほどのお菓子が入っているというのでお買い得。

こういう、焦らなくて買えるちょうどいい値段の福袋っていいよね。

・神戸風月堂 福袋(1620円)

福袋の中に入っていたのは以下の商品!


・プティーゴーフル27枚(3枚入×9)
・干支ミニゴーフル1缶(3枚入×2)
・パレオショコラ、パレノアール×各4
・パピヨット6本


風月堂といえばの看板銘菓・ゴーフルがたっぷり入っておるじゃないか!

今年の干支デザイン缶に入ったプティゴーフルに、白い箱入りのプティゴーフル。全力のゴーフル推し。

逆に他のお菓子はあんまり記憶にないんだけど、老舗のお菓子なんて美味しいですからね。


・ゴーフル食べた瞬間にタイムスリップ

で、久しぶりにゴーフルのいちご味を食べた瞬間に懐かしくて死にそうになった。

子供の頃、この風月堂のゴーフルをよくお土産でもらっていたのだ。

茶色い大きな缶に入った、薄くて大きなゴーフルが大好きで、なかでも好きだったのが薄いピンクのクリームが挟んであるいちご味であった。

甘酸っぱいイチゴクリームの香りが口に広がると父や母に「いちごはマリコが食べるけん、残しとってね!」と言っていたことを思い出す。

今はいろんなお菓子があるけど、そういえばゴーフルに似たお菓子ってないよなあ。やっぱり久しぶりに食べてもサクサクして美味しいし、唯一無二の味だな。

風月堂のゴーフルって、アラフォー以上の世代にとっては懐かしい味なんじゃなかろうか。



・他のお菓子もイイ!

ちなみに、他に入っていた「パレオショコラ、パレノアール」は、薄いクッキー生地にチョコレートが挟んであった。

こういうお菓子、嫌いな人いないよね!

そして「パピヨット」はワッフル生地をクルンと巻いて作った「シガール」みたいな焼き菓子だった。

これもまあ、嫌いな人はいないやつだ。置いてあったら喜んで食べるなあ。

こういう、みんなが好きそうなお菓子が詰まってるっていいよね。

会社のお菓子コーナーに置いておいたらすぐに売り切れた。こういうのがいいんだよ……ってやつだな。



・意外な事実が判明

さて、記事を書くために調べていて気づいたのだが、実は風月堂って暖簾分けでいくつかに分かれていて

・上野凮月堂
・東京凮月堂
・神戸風月堂

があって、それぞれ別の会社らしい。私が今回、購入したのは神戸風月堂のもので、子供のころにおみやげでもらっていたのも神戸風月堂のもののようだった。

ちなみに、ゴーフルはかつて粗悪な類似品が出まくったため、風月堂一門でしか販売できないように商標登録を行なったとのこと。なるほど、それで似たようなお菓子がないわけか。

思いがけない発見もあった風月堂の福袋。こういう定番菓子の福袋を買って、家族で楽しむのも乙なものですな。


参考リンク:神戸風月堂
執筆:御花畑マリコ
Photo:RocketNews24.