2カ月ほど前のこと。激ウマナポリタンでお馴染みの「スパゲッティーのパンチョ」が「台湾まぜスパ」を発売していた。あの余韻も冷めやらぬ2024年11月、今度は『家系とんこつ醤油まぜスパ』が登場だ。
スパゲッティーのパンチョと言いつつも、ほとばしる “ラーメン愛” が隠しきれてねえ! このままラーメン路線を突っ走っていくのか? 非常に気になるので、ひとまず『家系とんこつ醤油まぜスパ』を食べてみることにした。
・ラーメン系第2弾
まずは前作「台湾まぜスパ」について説明したい。名古屋上陸1周年を記念して開発された「台湾まぜスパ」は、お察しの通り名古屋のご当地グルメ “台湾まぜそば” に着想を得たメニューである。
実際に食べてみたところ味に何の問題もなかった一方で「わざわざパンチョでやる必要ある?」と感じたことも事実。ぜひパンチョの王道「スパゲッティー道」を爆進して欲しい! ……と思っていたのだが。
・立て続けにラーメン系
先日、守備範囲内のパンチョの前を通りかかると、看板に『家系とんこつ醤油まぜスパ』の文字が。グヌヌ、人の話を聞いちゃいねえ! どうやらパンチョはスパゲッティー道と共に “ラーメン道” も突き進もうとしているようだ。
さて『家系とんこつ醤油まぜスパ』は、パンチョ15周年を記念して開発されたメニューとのこと。当然ながら “家系ラーメン” をオマージュした新メニューらしい。
うむ、わかった。そこまでラーメン系で勝負したいのなら、それも良かろう。家系ラーメンにはそこまで詳しくないが “パンチョ流の家系” を見せてみろ。
というわけで、パンチョで『家系とんこつ醤油まぜスパ(大)』をオーダー。価格は1280円で、小が1080円となっている。またトッピング2倍のMAXも大が1680円、小が1480円で販売されていた。
・お?
で、知ってはいたが、目の前に現れた『家系とんこつ醤油まぜスパ』は全然スパゲッティーじゃない!! ナポリタンの遺伝子どこ行った!? にんにくも海苔もほうれん草も完全に家系ラーメンのそれである。
さっそく、しっかりまぜまぜしてから食べてみると……なるほど。まず強烈なのはニンニクで、メニュー全体を支配していると言っていいだろう。商品名を知らずに食べたら「にんにく○○スパ」と答える人が多いハズだ。
お次に全体的な味わいは「意外としっくり来ている」というのが率直な感想だ。旨味は豚骨系なのだろうが、全体的には “和” のテイストである。つまり総合的には「和風にんにくスパゲッティー」という印象だ。
さらに言うと、パンチョお得意のやわやわ麺がよく合っていた。粉チーズが合うことはもちろんのこと、レモスコで酸味を足すとグイグイ食べ進められるため「パンチョらしいメニュー」とは言えるのだろう。
・進化してた
まとめると『家系とんこつ醤油まぜスパ』は「台湾まぜスパ」よりだいぶ違和感がなく「進化している」と個人的には感じた。先述のように「和風にんにくスパゲッティー」だと思えば、さほど抵抗感も無いのではないだろうか。
こうなってくると、次は「二郎系スパ」あたりもあり得そうな気配だが、さてどうなることやら。ラーメン愛の果てに、スパゲッティーの新境地が待っている……のかもしれない。
参考リンク:スパゲッティーのパンチョ 、 PR TIMES
執筆:P.K.サンジュン
Photo:Rocketnews24.