料理にかける時間は、できるだけ短くしたい。それはそれとして、おいしい物は食べたい。筆者が自炊をする時に常々思っていることだ。

自分だけのために作る料理って、なんだかモチベーションが上がらないんだよなぁ。とはいえ、ササッと作った料理はほとんどが時間相応の味になっちゃうし。

この問題を解決するいい方法はないものか、と思っていたところ……

なんとこの状況にぴったりなお手軽レシピを発見。実際に試してみたら……とんでもないクオリティの料理ができた。


・レンチン親子丼

作る料理は「親子丼」。丼ものって具材を作るのになんとなく手間がかかるイメージがあるんだけど、本当にお手軽に作れるんだろうか? 実際に試して確かめてみることにした。

レシピが紹介されていたのは、「日本ハム」のホームページ。詳しい作り方や材料などはこちらに掲載されているので、気になった方は是非見てみてほしい。


それではさっそく作っていこう。まずは鶏胸肉を切り、ポリ袋に調味料と一緒に入れて揉む。


続いて玉ねぎ小ねぎを切ったら……


耐熱容器に調味料と玉ねぎを入れ、先ほどの鶏胸肉と一緒にレンジで加熱する



ちなみにこれは筆者の個人的な意見なのだが、レシピ通りの時間で加熱を終えても鶏胸肉に火が通っていない場合、この段階で加熱時間を追加してしっかり火を通しておいた方がいいなと思った。

理由については後ほどご説明しよう。


加熱が終わったら溶いた卵を回しかけ、好みの固さになるようにさらにレンジで加熱する。


──お分かりいただけただろうか?

ここでもし とろとろの卵にしたくても、このように鶏肉に火が通っていないと加熱時間を長くせざるを得ないのだ。鶏肉は特に食中毒が怖いですからね。

そのため、卵を入れる前に鶏肉にしっかり火が通っているか確認しておくのがおすすめだ。

なお、筆者はこのあとガッツリ追い加熱しました。固い卵が好きでよかった。


ここまで来たら器にご飯を盛り、完成した具材と小ねぎを乗せれば……


完成!


・クオリティ、高っ……!!

──これ、ほんとにレンジで作れるクオリティかなぁ!? 

目の前の器に入っているそれは、普通に作った親子丼と何ら変わらないように見える。ほかほかの湯気から卵と調味料のいい香りが漂ってきて、めちゃくちゃおいしそうだ。


これは冷めないうちにいただかなくては。ごはんと一緒にスプーンですくい、さっそく口に入れてみると……


染みる……

素材そのものの味もしっかりと感じられる優しい味付けに、つゆだく気味の柔らかい食感。

ついほっと一息つきたくなるような、するする食べられる親子丼だった。


特に驚いたのは、下処理を一切していないのに鶏胸肉がしっとりしていたこと!


誇張なしに、ブライン液に漬けた時並みにぷるぷるだった。鶏胸肉って下処理をしないと、どうしてもパサパサになるものだと思ってたのに……!

なぜこんなしっとり食感になっていたのかは分からないけれど、おかげでとってもジューシーな親子丼に仕上がっていた。おいしかった~!


・爆速だった

ちなみに、今回は撮影をしたり作業を確認したりしながら調理を進めていたため、かかった時間は15分ほどだった。

ゆっくり作ってこの時間……普通に作ったら、もっと短時間で親子丼ができるってことだもんな。爆速すぎない……?

フライパンや鍋などの大きな調理器具を使わないことやレンジに任せておけば加熱が終わることも考えると、かなり優秀なレシピだと思う。

材料を切ってレンジで加熱するだけで完成するぷるぷるの親子丼。気になった方は是非作ってみてはいかがだろうか。

参考リンク:日本ハム
執筆:うどん粉
Photo:RocketNews24.