つい先日「まるばつゲームの進化版」と言われる携帯ゲーム機を紹介した。新ルールを追加したことで、引き分けで終わることが多い「まるばつゲーム」が完全決着型のゲームに進化。やってみると意外と難しくて面白かった。

そして今回ご紹介するのも「まるばつゲームの進化版」である。Amazonで870円。評価も4.6と上々で「めっちゃハマります」「大人も子供もすぐ理解して遊べるゲーム」「とても面白い」と絶賛コメントがズラリと並んでいた。どんなルールなのかというと……

・まるばつゲーム

箱の中には、青とオレンジの駒(ゴブラーズというキャラクターらしい)が大・中・小それぞれ3個ずつ入っている。ゲーム前に顔シールを貼っておく。


・新ルール

ルールは簡単。自分のターンになったら、空いているマスに駒を置くか、相手より大きな駒を置いてタテ・ヨコ・ナナメの1列に駒3個を並べたら勝利。それと「一旦置いた駒の移動」も可能だそうだ。では、実際に遊びながら説明したい。


・遊んでみた

対戦相手に選んだのは、恋人募集中の古沢記者。大学時代に心理学を専攻していた彼は、もしかすると編集部イチの強敵かもしれない……が、恋人探しに夢中な彼を完膚なきまでに叩き潰したい。勝負は時として非情なものなのだ。恋愛もまたしかり。

ジャンケンで駒を置く順番を決める。私(砂子間)がパーで、古沢がチョキ。古沢(青色)が先行でゲーム開始。もしかしたらルールを間違えるかもしれないが、あたたかく見守っていただけたら幸いだ。舞台はおなじみ「3×3」のマス目である。


・試合開始

先行の古沢は、ど真ん中に「小」の駒を置いた。一般的な「まるばつゲーム(三目並べ)」なら、真ん中に駒を置いた時点で引き分け以上がほぼ確定する。そんな大事な場所に「小」を置いて様子を伺う古沢。


後攻の私(オレンジ)は「小」を右下に置いた。勝負どころで真ん中に「大」を置きたい。


続いて古沢の番。なんと私が置いたばかりの右下に「中」を被せて一気に勝負を仕掛けてきた。いきなりリーチ。こ、こいつ……!


こうなったら私も……ということで、真ん中に「大」を被せた


そして古沢は中下に「中」。


私は左下に「大」


古沢は右上に「大」


私は「大」を移動して右下へ。だんだんと試合が動いてきた。


悩んだ古沢は左上に「大」を置き……


私は中上に「大」を置いた。古沢は「大」をまだ1つ残している。


古沢は左下に「小」を置いた。リーチだ!


しかし、私も左下に「中」をかぶせる。古沢の攻撃が続く。


さらにその上から、古沢が「大」をかぶせた。再びリーチ


私は左中に「中」を置いてビンゴを防ぎ……


古沢が右中に「中」を置いてマス目が埋まった。


そして勝負が決まる。


中上の「大」を右中に移動して……

私の勝利!


・ハマる

もし右下の「大」を取っていたら、中から「青」が現れて私の負けとなっていた。つまり相手の駒がどこに隠れているのか覚えておく必要がある。短時間で様々な駆け引きがあり、やってみると結構面白い。ハマってしまう気持ちも分かった。


勝負の世界は残酷だが、敗北を喫した古沢は笑顔で「面白かったです」とつぶやいていた。負けたのに異常に爽やか……マジかよ。

そんな彼の恋人になりたい方は過去記事をチェックしてみてほしい。現場からは以上です!


参考リンク:Amazon「まるばつゲーム」
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.