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【チェーンのチャーハン行脚】第7回:満を持して「餃子の王将」登場 / 初体験の「炒飯」(627円)を食した感想

2024年8月29日

この世には2つの王将があると以前書いた。「餃子の王将」と、「大阪王将」である。


私は、好み関係なく大阪派。なぜなら、身近な場所にあったから……だ。


もちろん「餃子の王将」も何度か行ったことがある。でも、その時の目的は、店名の通り餃子だった。両面焼き” にしてもらったり。


でも今回の目的はチャーハン。よくよく考えたら、「餃子の王将」でチャーハンを食べるのは人生初かも? 記憶にない。


かくして、「餃子の王将」のチャーハンは、大阪王将の時と同じく「炒飯」であった。それも……


大阪王将の時と同じく、種類豊富な炒飯が揃っている。とはいえ4種類なので、チャーハンラインナップ勝負では8種類の大阪王将に負けてしまうが、


極王炒飯、めちゃめちゃ気になる……。


もとい、


私がオーダーしたのは、他店と同じレギュレーションである「ノーマル」の「炒飯」。価格は570円(税込627円)なので、価格の面では640円の大阪王将よりも安いので勝ちとする。



待っている間、「餃子の王将」と「大阪王将」の仲について想いを馳せる。なぜ名前が似ているのだろうか。一体何があったのだろうか。他人事ながら心配である。


いや、まてよ……?


どちらも「チャーハン」でなく「炒飯」としているところにも現れている通り、もしかしたら根っこの部分では同じで、実は仲が良かったりするのでは……なんて思いながら公式HPを眺めていたら、


「弊社「餃子の王将」とイートアンド株式会社が展開する「大阪王将」は、資本関係も業務提携関係にもない全く無関係の類似会社です。」


と、キッパリ「別物だ」と書かれていた。


なんか、離婚した元夫婦みたいな感じだな……。あまり深くは聞かない方がいいな……。そんなことを考えながら、あらためて店内の様子をキョロキョロと観察してみた。


ほぼ満席の人気店。とにかく激しくカンカン聞こえる。すごい勢いで作りまくっている。さらに「イーガー、リャンガー」など中国語、そして聞きなれない「コーテル」なる言葉が飛び交っている。


少しは中国語が話せる私だけど、コーテルの意味はわからない。なんとなく「餃子」を意味しているような気もするけれど、「グゥオティエ」って言うんじゃなかったっけ……とか思い出しているうちに、


炒飯先生、来到了〜!



ほっほ〜……

ちょっと崩れているのが惜しいけど、チャーシューごろごろ、実にソソる見た目の炒飯である。


具は、ネギ、たまご、チャーシューの基本セット。あくまでシンプルに勝負する潔さを感じる。


して、そのお味は……


いい感じだな。※(おいしいの意味)


よ〜く焼き色が付いているけど、パラパラではなくシットリ系。


味はしっかり。かといって濃すぎることもなく、薄すぎることもなく、ちょうどよい塩梅。


キャッチャーからの「チャーハンが食べたい」というサインに、スパーンッとミットのド真ん中に入るような、実に美しいストレート系のチャーハンだ。


そしてスープのオリジナリティよ。


生姜系の卵スープ。これは家でマネしたくなる。ガラスープと生姜と少しの味付けしたらこうなるのかな? 面白い味だなぁ。


なお、「チャーハン式ねこまんま」は、大阪王将の時と同じく「合わず」の判定。そのまんま別で交互に食べるがヨロシ。



結論としては、ド真ん中もド真ん中。シンプルに「ふつうにおいしいチャーハン」であった。


また、なんとなく「似ているのかな」なんて思っていた「餃子の王将」と「大阪王将」の炒飯だが、それぞれの方向性は全く別モノ。


これまた好みが分かれそうな感じだなぁ……なんて思いながら店を後にした私なのであった。


あなたは、どっち派?


参考リンク:餃子の王将
執筆:チャーハン研究家・GO羽鳥
Photo:RocketNews24

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